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慢性腰痛の原因と痛みのおこるメカニズム

慢性腰痛の原因と痛みのおこるメカニズム

日本で多くの人が悩んでいる慢性腰痛。そのうちはっきりとした原因のわかる腰痛は15%程度と言われています。ですが、特定した原因はわからない場合でも、痛みのおこるメカニズムが少しずつ解明され、慢性腰痛の苦しみから解放される可能性も広がってきています。今回は、慢性腰痛の原因、痛みのおこるメカニズムと痛みに対する取り組みをご紹介します。

痛みの原因

慢性腰痛に限らず、頭痛、肩痛、ひざ痛、など、神経や関節や筋肉におこる痛みをまとめて「疼痛(とうつう)」と呼びます。この疼痛のおこる原因は、大きく分けると3つに分類されます。

  1. 体の組織に原因がある(侵害受容性疼痛)
  2. 痛みの信号を脳に伝える神経に原因がある(神経障害性疼痛)
  3. 脳に影響を与える心に原因がある(心因性疼痛)

これら3つの原因は単独でおこるより、複合されておこる場合が多くなっています。一番初めに痛みを感じるきっかけは、体のどこかが実際に炎症をおこして痛んでいる場合が多いです。しかし、それが慢性化してしまう原因となるのは、痛みの信号を脳に伝える神経が興奮し過ぎていたり痛みの信号を受け取る脳が敏感になり過ぎていたりすることが大きいと言われています。

そして、体の組織、神経、脳に対して意外に強く影響しているのが、「心」です。とくに慢性腰痛は心の影響が大きいとされ、慢性腰痛と精神的なものが切り離せないことは、医療現場でも広く受け入れられる事実となっています。

体の組織におこる慢性腰痛の原因

体の組織におこる慢性腰痛の原因
慢性腰痛の中で原因が明確なものとしては、一般的に以下のような病気に基づくケースがあるとされています。

  • 腰椎椎間板(ようついついかんばん)ヘルニア
  • 脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)
  • 腰部圧迫骨折
  • 腎臓の病気
  • 泌尿器系・婦人科系の病気

腰椎椎間板(ようついついかんばん)ヘルニア

椎間板ヘルニアは、骨と骨の間のクッション役である椎間板に亀裂が入り、内部の組織が飛び出る病気です。この飛び出た部分をヘルニアと呼び、腰のヘルニアは腰椎椎間板ヘルニア、首のヘルニアは頸椎椎間板ヘルニアと区別されています。

ヘルニア自体に痛みはありませんが、飛び出た方向によっては神経を刺激することがあり、そのとき痛みがおこります。腰椎椎間板ヘルニアの主な原因はスポーツや仕事、日常生活での腰への過度な負担とされ、40代頃までの若い人に多い病気です。

昔は、椎間板ヘルニアは治らず、ヘルニアが神経を刺激し続けるので慢性的に痛むのが当たり前と考えられていました。そのため、手術でヘルニアを取り除くことが積極的に行われていた時代もあります。しかし最近になって、ヘルニアがあってもまったく痛みを感じない人や、放置していたヘルニアが自然治癒するケースがあることがわかり、よっぽどの場合を除き、手術はしない方向になっています

緊急に手術が必要なのは、ヘルニアが重要な神経を圧迫し、排尿や排便に支障がでるとき、足にマヒがおこる危険性のあるときです。それは整形外科で検査をすれば診断がつきます。

脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)

脊柱管狭窄症は、背骨の神経の通り道である脊柱管という管が狭くなり、中の神経が圧迫されて痛みやしびれがでる状態です。50代以上の人におこりやすく、年齢による変化が主な原因です。内科の病気や遺伝性の病気が原因となるケースでは、若い人にもおこります。

年齢による変化は、ある程度防げない部分があります。若い頃に比べ筋肉や周囲の組織も弱くなり、脊柱管は狭くなりやすくなります。しかし、同じ脊柱管狭窄症を持ち、同じレベルの組織の老化があっても、痛みの感じかたには大きな個人差があると言われています。

腰部圧迫骨折

閉経をむかえた女性は、ホルモンの変化によって骨の密度が下がりもろくなります。周囲をとりまく筋肉も年齢とともに弱くなるため、立っているときに上半身を支える腰の骨に負担がかかり、もろくなった骨がつぶれるように折れてしまうことがあります。ケガによる骨折に比べ激しい痛みがおこりにくく、ただの腰痛だと感じる人も多いようです。圧迫骨折は整形外科で検査すれば診断がつき、治療をすることができます。

腎臓の病気

腎臓は、ちょうど腰のあたりに左右1つずつある臓器です。体液をろ過して正常に保つ大切なフィルター役をしています。この腎臓に何らかの異常がおきると、腰に痛みを感じることがあります。腎臓の病気には様々なものがありますが、症状としては腰痛の他に、発熱、全身の疲れ、尿がにごるなどの変化が同時におこるケースが多いと言われています。腎臓の病気は、内科での血液検査や尿検査で見つけることができます。

泌尿器系、婦人科系の病気

腎臓と同様に、腰回りや骨盤内にある膀胱や尿管、女性の場合は卵巣や子宮に何らかの異常がおこっても、腰に痛みを感じることがあります。尿に変化があったり血が混じったり、生理以外の不正出血をするようなら、泌尿器科や婦人科で調べてもらう必要があります。

体の組織に特別な異常が見つからない慢性腰痛(非特異的腰痛)

体の組織に特別な異常が見つからない慢性腰痛(非特異的腰痛)
ここまでに紹介したように、あきらかな原因のある腰痛は元になる病気を治療しなければいけません。しかし、ヘルニアや脊柱管狭窄症がある程度落ち着き、それほどの痛みはでないと思われる状態になってもまだ、慢性腰痛の痛みに苦しむ人がいます。また、初めから特別な組織の異常や病気は見つからず、原因のわからない腰痛が続く人が数多くいます。

それら原因のわからない腰痛はまとめて非特異的腰痛と呼ばれ、腰痛を訴える人の85%がこれにあてはまると言われています。

神経障害性疼痛とは?

疼痛の原因として2番目にあげられている神経障害性疼痛ですが、これによる慢性腰痛も、実は非特異的腰痛の1つです。「神経障害性」という名前だけを見ると、神経に何かの病気があるような感じがしますよね。ですが、病院で検査してわかるような傷が神経にあるわけではありません。

神経障害性の慢性腰痛としては、ヘルニアや脊柱管狭窄症や腰のケガの治療後に残っている痛みやしびれがあげられます。

ヘルニアや脊柱管狭窄症の場合、神経を圧迫していた部分を手術で切除し、画像上は痛みがおこらないはずの状態になっているのに、本人が感じる痛みが軽減されないケースがあります。また、腰にケガをし、それが完治したにも関わらず、痛みやしびれだけがおさまらないということもあります。

神経障害性疼痛のおこるメカニズム

痛みの原因が取り除かれた後にも痛みが続く理由としては、神経の異常な興奮が考えられています。長期間痛みにさらされた神経は疲労し正常な働きができなくなります。そのため、刺激を受けなくなった後にも間違った情報をキャッチし、痛みの信号を脳に送り続けてしまうのではないかと言われています。

神経障害性の慢性腰痛の治療

神経障害性の慢性腰痛は病院の検査でわかるものではありませんが、医師が経過や患者さんの訴えをきき、判断します。この痛みには一般的な鎮痛剤が効きづらいため、神経の興奮をしずめる薬や神経ブロック注射、漢方薬など、その人の状態や希望にあわせて治療法が選択されます。心因性の慢性腰痛と同様に、痛みに対する恐怖や不安を取り除く精神的アプローチも有効だと言われています。

心因性の慢性腰痛

心因性の慢性腰痛
神経障害性の慢性腰痛は、何らかの病気やケガでおこった痛みがきっかけとなって始まると考えられています。一方、心因性の慢性腰痛は、痛みのきっかけそのものが見当たりません。

また、たしかに痛みの原因となり得る異常はあるものの、本人が感じる痛みの度合いが実際の状態よりも大きすぎる場合も含まれます。

心因性の腰痛は、痛みを感じる脳におこった異常と考えられています。脳に異常と言っても、特別な病気や障害というわけではありません。緊張したときにお腹が痛くなる経験をしたことのある人は多いと思いますが、あれは緊張によって脳の働きが上手くいかなくなり、痛む理由のないお腹を痛いと感じてしまっているわけです。

慢性腰痛も同じで、実際の腰や体には特別な異常はないのに、精神的な緊張やストレスによって脳の働きが上手くいかなくなり、実際には無いはずの痛みを感じてしまうのです。

慢性腰痛の苦痛から解放してくれる脳内麻薬の存在

慢性腰痛を抱え、様々な原因や治療法を探し続けているという人も多いと思います。情報を頼りにあれこれと試し、病院や治療院をめぐり、それでも全然よくならない…辛いですよね。それが年齢による変化や生まれ持った骨格によるもので治しようがないと言われたとしたら…なおさら辛いですよね。

しかし、私たちの脳には本来、慢性の痛みをカバーし日常生活に支障がでないようにする脳内麻薬のシステムが備わっています。同じ病気や障害があっても、痛みの感じ方に大きな個人差がでるのはそのためです。

痛みの原因を追究し思いつめるより、原因はさておき痛みを感じにくくするような脳の状態にしてしまえばいい、最近原因のはっきりしない慢性腰痛に対しては、そのようなアプローチが有効であることがわかってきています。

痛みを感じやすくなる理由

脳が痛みに敏感になりすぎる理由としては、生まれ持った繊細さの他に、不安、疲労、不満、緊張、プレッシャーなど、脳が疲れるような精神的な何かを抱えてこみ過ぎてしまうこととされています。

腰痛は本来意外と簡単なことでもおこり、冷え、筋肉疲労、気圧の変化、姿勢の影響など、一時的な痛みの原因は日常に転がっています。このとき、「今日は寒いから腰が痛いな、お風呂に入ろう」とか、「腰に負担がかかる姿勢を続けすぎたかな、少しストレッチをしよう」のように考える人は、痛みは慢性化しません。

しかし、「痛いのは何かの病気に違いない」「こんな痛みがあると困る。何とかしなければ」のように思いつめてしまう人は、痛みが緊張や不安を呼び、さらに痛みが増す悪循環におちいり、無意識に自分で痛みを強めてしまうことがあります

また、心の負担はそれを発信する手段がないため、本人が無意識の精神的ストレスは、体が痛みを変わってその危機を知らせようとします。全身どの部位が痛むかは人によって違いますが、中でも腰は、無意識の心の負担がでやすいと言われています。

慢性腰痛へのアプローチ

神経の興奮や精神的な影響が大きい慢性腰痛には、精神科のアプローチが有効な場合があります。しかし突然精神科と言われても、とまどう人も多いですよね。そこで今は、整形外科と精神科が組んで慢性腰痛の治療を行う病院も増えています。

精神科といえば、特別な病気を治療するところというイメージも強いかもしれませんが、それはひと昔前の話。現在は、他の病気で入院した患者さんの精神的フォロー、痛みの続く人、眠りが浅くて困っている人への対処など、日常的な様々な場面に精神的アプローチを活用します。

治療には必ず薬を使うとは限らず、中心は「認知行動療法」という精神療法です。簡単に言うと、ストレスをまねきやすい物事の受け取り方や考え方のクセを見つけ、楽な方向へ導く方法です。

認知行動療法は慢性的な痛みの他、不安障害やうつ状態、くり返す内科の病気などに対しても科学的な効果が実証されています。

自分でできる原因不明の痛みへの取り組み

とはいえ、病院にいってまで精神的なフォローをうけることに抵抗があるという人も多いかと思います。ここでは、自宅でできる痛みへの取り組みをご紹介します。

○日記をつける

○日記をつける
日記療法は、実際に大学病院で慢性腰痛の治療として行われています。痛みがあるとどうしても痛みのことにばかり気をとられ、行動のすべてを痛みに結び付けてしまいがちになります。そこで、痛みのことはさておき、日常でおこった出来事、自分の感情などを、痛みと切り離した視点で書いていきます。

文章を書くのが苦手な人は、適当なメモでも話し言葉のような文体でも、なんでもかまいません。とにかく痛みから離れて現実の出来事や自分の心の状態の方に目を向けていくのが目的です。

○日記を書くときのポイント

病院でのやり方は、嫌だったことだけを書く、反対に楽しかったことだけを書くなど場所によって違いますが、自分でやる場合は、両方を書くのが一番おすすめです。

  • 自分がストレスに感じやすいことは何か
  • 一日の中で一番嫌だったこと(痛み以外)は何か
  • そのとき自分はどう感じたか(腹がたった、不安が強くなった、悲しかったなど)
  • 自分が楽しいと感じることは何か
  • 一日の中で良かったと思うことは何か
  • 自分がよく頑張ったと感じることは何か
  • 誰かに感謝したことは何か

痛みにとらわれていた視点を少し変えて自分の日常を振り返ってみると、痛みとは関係のない部分で様々な出来事があり、たくさん感情があるということに気づきます。

マイナス面は、それを書いて気を晴らそう!ということではなく、自分のとらえ方や考え方や行動の中に、自分自身を追い込んでしまうクセがないかを見つけ、少しでも負担を減らす方法を考えるきっかけにします。

プラス面は、痛みがあってもできることはあり、嬉しさや楽しさを感じる心は失われないことを自分に思い出させるきっかけになります。また、感謝の気持ちは、痛みを緩和させるホルモンを増やすことが知られています。

ただ、無理をして前向きな言葉を並べる必要はありません。楽しいなんて思えない、感謝なんてできない、そういう気持ちも正直に書いていきます。頭であれこれ考えず、素直な言葉を並べてみましょう。誰に見せるわけでもないので、どんな変な内容でも大丈夫です。書けなければ書けないまま、一言しか書けないならそのまま、日記を書くそのものが目的というより、痛みで見えなくなった出来事や自分の感情をかえりみようとすることに、痛みをやわらげる効果があると言われています。

まとめ

まとめ 慢性腰痛の原因と痛みのおこるメカニズム
慢性腰痛の原因、原因のわからない痛みのおこるメカニズムと痛みに対する取り組みをご紹介しました。痛みは辛いですが、自分にかかった何らかの負担に気づいてもらうための大切なサインでもあります。痛みが辛いとき、「この痛みをなんとかしよう!」と力が入ると、筋肉も神経も脳も心も緊張して疲れ、よけい痛みが強まります。まずはその部分に手をあて、呼吸をゆっくりしてみてください

それだけでも患部の血行がよくなり、リラックスして痛みは緩和されるそうです。

辛い慢性腰痛の対策におすすめの食材や栄養素は?

まとめ 辛い慢性腰痛の対策におすすめの食材や栄養素は?

慢性腰痛の対策には様々な方法があります。運動、ストレッチ、鍼灸、マッサージ、温めること。どの対策も上手く自分に合って続けられれば、地道な改善が期待できます。しかし、筋肉や関節をつくっているのは私たちが毎日口にする食べ物。食生活のバランスが乱れていると、様々な対策の効果も半減してしまうでしょう。

そこで、慢性腰痛の人におすすめの食材や栄養素とレシピ、合わせて行いたい簡単な日常対策をご紹介します。好みに合いそうなものを選んでとり入れてみてくださいね。

慢性腰痛におすすめの食材や栄養素とは?

慢性腰痛におすすめの食材や栄養素とは?

麻の実/麻の実の油

  • 鎮痛効果
  • 血行促進効果

最近ブームになっている麻の実は、中国最古の薬学書にも登場する歴史の古い食べ物です。その効能はリウマチや関節痛、筋肉痛などの痛みを緩和させる鎮痛作用。日本でも昔から、麻の葉は鎮痛効果を持つ薬草として使われていました。現代の研究では、麻には実際に、「カンナビノイド」という鎮痛作用のある物質が含まれていることがわかっています。

その麻の実をしぼってとれたのが麻の実の油。麻の実の油には、血液の流れに重要なα‐リノレン酸が豊富です。さらに他の脂質もバランスよく含まれ、血液をサラサラにして血行を良くする効果があると言われています。

麻の実はナッツやゴマと同じでいろいろなものにふりかけて食べられます。麻の実の油は生食用なので、エキストラバージンオリーブオイルのようにサラダのドレッシングや冷たいスープに混ぜて食べます。

注意点は、体にいいと言っても脂質なので高カロリー。麻の実の油をとるなら他の油物をひかえるなどして、カロリーオーバーにならないようにしてください。

そば

  • 血管の若返りと血行促進効果
  • 代謝をよくする

そばに含まれる「ルチン」という物質は、硬くなった血管をやわらかくし、血液の流れをよくする働きが知られています。ルチンは水溶性なので、そば湯やそば茶からもとることができます。

また、糖質を効率よくエネルギーに変えるビタミンB1も含まれているので、食べた分がエネルギーとして代謝されやすくなります。ビタミンB1が不足すると、糖質が上手くエネルギーに変換されず疲労物質が体にたまり、肩こりや腰痛の原因にもなると言われています。

ニンニク+梅干し

  • 血行促進効果
  • 筋肉の疲労を回復させる

ニンニクに多く含まれる「アリシン」という物質は、血液をサラサラにして血液の流れをよくする働きがあります。アリシンは独特のにおいの元で、ネギ類には共通して含まれていますが、ニンニクはその代表格です。

さらにアリシンは、エネルギー代謝を助けるビタミンB1の吸収を高めてくれる働きもあり、筋肉疲労を軽減してくれます。

そんなニンニクを梅干しと合わせると、ニンニクのにおいや味のくせがやわらぎ美味しく食べられ、梅干しに含まれるクエン酸の疲労回復の効果が加わり最強の組み合わせに。慢性腰痛の大きな原因である筋肉疲労を回復させる効果が期待できます。

梅ニンニクのつくり方

  • ニンニク2玉を小房に分け、皮付きのままフライパンで弱火の蒸し焼きにする。皮にこんがりした色がつくまで、途中で裏返しながら様子を見る
  • 皮に焼き目がついて竹串がとおるくらいやわらかくなったら火を止め、フタをしたまま10分くらい放置する
  • あら熱がとれたらニンニクの皮をむき、包丁で刻むかフォークなどでつぶす
  • 刻んだニンニクと、種をのぞいて50g程度のペースト状にした梅肉をよくあえ、好みでかつお節を加える

出来上がった梅ニンニクは密閉容器に入れ、冷蔵庫で1週間くらいもちます。ご飯と食べたり冷ややっこにそえたりサラダの味付けにしたり、いろいろ使える便利な調味料になります。

コラーゲン

  • 骨や周辺組織を柔軟に丈夫にする
  • コラーゲンは、骨や周囲の組織を構成しているタンパク質です。鶏肉の手羽や鶏皮、魚の皮などに多く含まれます。骨といえばカルシウムのイメージがありますが、最近はコラーゲンも骨の健康に深く関わることがわかっています。

    コラーゲンは年齢とともに減少して骨や周辺組織が硬くもろくなり、腰痛がおこりやすくなります。食事でとったコラーゲンはコラーゲンが不足した重要な組織にまわされ、修復を助けると言われています。

    とり手羽元のスープ(2人分)のつくり方

  • とり手羽元4~6本をさっと洗いペーパータオルで水気をとり、小さじ1/4の塩をもみこんで10分置く
  • ジャガイモ小2個の皮をむき、1cm厚さの輪切りにする
  • 長ネギの白い部分5㎝を千切り、タマネギ1/4個を薄くスライスにする
  • ショウガ1かけをすりおろす
  • 大きめの鍋にサラダ油大さじ1/2を熱し、長ネギとタマネギを弱火でゆっくり炒める
  • ネギ2種がしんなりしてきたら、とり手羽元と水700mlを加え、アクをとりながら20~30分煮込んでからジャガイモを入れる
  • ジャガイモに火がとおったら、ショウガとハーブのタイム(あれば)、塩、コショウで味を調える
  • コラーゲンはビタミンCと一緒にとると、効率よく体内に取りこまれます。ジャガイモには加熱しても失われないビタミンCが含まれているので、手羽元との相性がピッタリ。長ネギ、タマネギ、ショウガは、どれも血行をよくする働きがあり、慢性腰痛のある人にはおすすめの食材です。

    体がポカポカ、コラーゲンがたっぷりのスープは腰痛に限らず、健康や美容のためにも取り入れてみたい1品です。

    オクラ

    • 関節や筋肉の動きを柔軟にする

    オクラのネバネバには、コンドロイチンという多糖類が含まれます。コンドロイチンは関節の動きをなめらかにし、筋肉と骨をつなぐ靭帯(じんたい)や腱(けん)の弾力性を保つために必要な成分です。オクラだけでなく山芋や納豆などのネバネバしたもの全般に含まれています。

    コンドロイチンといえばひざ痛向けのサプリメントでおなじみですが、靭帯や腱の弾力性が重要なのは腰痛に対しても同じ。また、ネバネバした食材は胃腸を守り夏バテを防止してくれる働きもあります。慢性腰痛は、胃腸の不調によっても痛みが悪化することがあると言われているので、その面でもオクラやネバネバ食材はおすすめです。

    オクラと納豆のしらすあえ(2人分)のつくり方

    • オクラ約10本は塩をまぶし、まな板の上で転がしてうぶ毛をとる
    • 沸騰したお湯でオクラをサッと(30秒以内)ゆで、ざるにあげる
    • オクラの熱がとれたらヘタを切り落とし、2~3mmの輪切り(小口切り)にする
    • 納豆1パックと添付のタレ、オクラをボウルで軽くあえ、しらす10gも加えて混ぜる
    • 最後にいりごまを適量ふりかける

    オクラと納豆のコンドロイチン・ネバネバパワーに加え、骨に大切なカルシウムと良質なたんぱく質のしらすで栄養たっぷり。梅やしそを混ぜてもさっぱりとして美味しいです。

    大切なのは栄養のバランス

    大切なのは栄養のバランス
    日常の食事で一番大切なのはバランスです。いくら「これがいい」という食材や栄養素でも、そればかりをたくさんとったり、必要なビタミンやタンパク質が全体的に不足したりしていては意味がありません。

    各種のサプリメントもありますが、今のところ慢性腰痛に対して確実な効果が知られているものはなく、はっきりした効果がわからないまま高価なサプリメントを飲み続けるのも大変ですよね。

    けれど、食事の一部として美味しくとり入れられるなら、いいと言われる食材や栄養素を意識することも悪くありません。どの食材や栄養素も、慢性腰痛に限らず体には大切なものです。

    ただ1つ、重要なのは「嫌いなものを無理してまで食べないこと」。食べ物は薬と違い、美味しく味わって食べられてこそ体の栄養となります。嫌いなものを食べるストレスは思っている以上に大きいもの。慢性腰痛にはストレスも深いかかわりがあると言われているので、食材や栄養素を意識し過ぎて食事がストレスになってしまわないように、美味しく食べることも忘れないでくださいね。

    食材や栄養素とともに日ごろから取り入れたい慢性腰痛の対策

    食材や栄養素とともに日ごろから取り入れたい慢性腰痛の対策
    食材や栄養素以外にも、日常で取り入れてみたい簡単な慢性腰痛の対策をいくつかご紹介します。

    ただし、慢性腰痛の原因となる病気がはっきりしていて治療中の人は、主治医の指示に従ってください。また、痛みがだんだん強くなる、しびれやマヒがある、腰痛以外の気になる体調変化があるなどの慢性腰痛があり病院にかかっていない人は、先に整形外科の受診をおすすめします。

    腰はもちろん、足や背中や首も温める

    慢性の痛みは、冷えによって悪化すると言われています。痛い部分が熱を持ってはれているような急性の痛みのときには冷やした方が痛みがやわらぎますが、慢性化した痛みには温める方がいいと言われています。

    慢性腰痛は腰だけでなく、足や背中や首の冷えやこわばりによってもおこります。ぬるめのお風呂で全身を温めたり、ドライヤーの温風を気持ちいい範囲にあてたり、ホットパックをしたり、日常的に体を温める習慣をつけましょう。

    骨盤を立てる姿勢を意識する

    慢性腰痛のある人は、立つときや座るとき、骨盤を立てる姿勢を意識するといいと言われています。慣れていないと周囲の筋肉が弱かったり硬かったりして辛く感じるので、無理のない程度で少しずつ意識してみましょう。

    1日1回は伸びをする

    決められたストレッチを持続するのはなかなか大変ですが、1日に1回、寝る前や起きたときに布団の上で、あお向けとうつ伏せで大きく伸びをしてみましょう。痛い部分を無理に伸ばさないように注意し、気持ちいいと感じる程度の強さにします。

    また、家事や仕事の合間にも、大きく手を上にあげて広げて深呼吸をしてみましょう。

    どこかに痛みがあると、他の部分も知らない間に緊張してちぢこまってしまいます。大きく伸びて全身をリセットさせましょう

    痛みが辛いときは、何か自分の好きなことを考えてみる

    慢性の痛みがあると、どうしてもそればかりに気をとられがちです。痛いのに無理やり動いたり明るく振まったりすると疲れてしまいますが、せめて何か自分の好きなことを考えてみましょう。好きな動物、人、食べ物、景色、音楽、楽しい思い出など、どんなことでもかまいません。

    好きなことを考えたときは筋肉の緊張もゆるみ、痛みもやわらぐことが医学的にも知られています。痛みが辛くなって、そればかりに意識が向いているなと気がついたら、少し意識を切り替えてみましょう。

    まとめ

    まとめ 辛い慢性腰痛の対策におすすめの食材や栄養素は?
    慢性腰痛の対策におすすめの食材や栄養素やレシピ、合わせて行いたい日常の対策をご紹介しました。痛みのメカニズムがかなりはっきりしているひざ痛と違い、慢性腰痛には原因のよくわからないものが多いと言われ、対策も個人の状態によって様々です。

    しかし、栄養のバランスや日常でのちょっとした姿勢や習慣の積み重ねによって、改善することもあります。自分の取り入れやすいものを選んで試してみてくださいね。

坐骨神経痛をやわらげる薬は?特徴や副作用のまとめ

坐骨神経痛をやわらげる薬は?特徴や副作用のまとめ

腰痛にともないお尻から足までがしびれる坐骨神経痛の緩和には、薬が大きな助けとなることもあります。

でも、ただ「薬」と言われても、「どんな薬を使うの…?病院に行かなければいけない?市販薬ではダメ?」と不安ですよね。

この記事では、坐骨神経痛の治療に使われる薬の特徴や効果や副作用をご紹介します。

坐骨神経痛に対する薬の働き

薬の役割

  • 急性期の炎症や痛みをおさえる
  • こわばった筋肉をやわらげる
  • 血行をうながす
  • 神経の働きをよくする
  • 坐骨神経痛は薬で治せる?

    坐骨神経痛の治療で薬と聞くと、最初に思うのは「それで治るの?」ということですよね。先に言ってしまうと、坐骨神経痛を薬で完全に治すことはできません

    坐骨神経痛は病名ではなく、何らかの要因で坐骨神経の機能が障害を受け、その支配領域である下半身におこる痛みやしびれなどの辛い症状の総称です。ですので、薬は原因になっている病気に対するもの、もしくは症状の苦痛をやわらげるためのもの、ということになります。

    原因になっている病気も薬で完治する性質のものより慢性化したものが主なので、薬は辛い症状を緩和させる助けとして使われます。

    薬の役割

    完治させられないのなら薬はただの一時しのぎかというと、そうではありません。痛みや炎症が長く続いていると、筋肉がこわばり脳は疲労し神経は過敏になります。そのダメージによってますます症状が増幅する悪循環を招くことがあるので、薬によってそれを断ち切り、日常のストレッチや運動などの対策ができる状態に整えることができます。

    根本の主な原因であるヘルニアや脊柱管狭窄症自体は治らなくても、薬によって苦痛を上手くコントロールし日常の生活がおくれるようになると、精神的にも落ち着いていい循環をおこすことが期待されます。

    急性期を過ぎれば薬を使わずに過ごせるようになる人も多いので、痛みが強いときには病院で相談してみるのも1つの選択肢です。

    市販薬ではダメ?

    痛み止めは薬局でも売っています。痛みに効きそうな表示がされた薬もあります。けれど、慢性的な症状に対して自己判断で市販薬を使うのはあまりおすすめできません。

    市販されている薬は成分が弱く重い副作用がおこることは少ないとされていますが、無いわけではありません。また、痛み止めに関しては、市販薬の常用で依存症になった例が報告されています。

    痛みの激しいとき、病院に行く前の一時しのぎとして使う分には問題はありませんが、しばらく飲み続けるようになるのなら、病院で処方してもらいましょう。

    坐骨神経痛の緩和に使われる主な薬

    坐骨神経痛の緩和に使われる主な薬
    坐骨神経痛の緩和に使われる主な薬の特徴をご紹介します。

    非ステロイド性抗炎症薬(NSAID=エヌセイド)

    ○特徴
    • もっとも一般的な痛み止め
    • 様々な系統があって効果に個人差がある
    • 胃腸障害がでやすい
    • 肝機能・腎機能に影響する場合がある
    • 坐薬やぬり薬や貼り薬もある
    • 現在は副作用のでにくい系統のものが主流

    非ステロイド性抗炎症薬は、腰痛・坐骨神経痛の緩和にもっともよく使われる痛み止めです。
    最近はプロドラッグといって、胃腸に作用せず血液中に入ってから有効成分が発揮されるタイプがあり、ロキソニンがその代表です。従来のものに比べ胃腸を荒らしにくいと言われています。また、COX-2選択的阻害薬という胃腸を痛めにくい薬もあります。ただ、実際の処方は、効果と副作用をてんびんにかけ、その人に一番合っていると思われるものが選択されます。

    坐骨神経痛の苦痛には個人差があり検査数値にでるものではないので、患者さん自身の実感が頼りです。薬を飲んだときの変化、胃の痛み、体の不調などがあれば、必ず伝えましょう。

    ○内服薬、坐薬、ぬり薬、貼り薬の使い分け

    坐薬

    • 即効性があり急性の痛みのときに有効
    • 胃腸からの吸収が悪い人に使用する場合もある

    ぬり薬

    • 内服薬に比べると効果が弱い
    • シップよりは皮膚に優しいが持続時間が短い

    貼り薬

    • 内服薬に比べると効果が弱い
    • 全身的な副作用は少ない
    • 皮膚がかゆくなる場合がある
    ○主な薬剤名(かっこ内は代表的な商品名)
    プロドラッグ ロキソプロフェンナトリウム水和物(ロキソニン)
    アセメタシン(ランツジール)
    アンピロキシカム(フルカム)
    従来型 アスピリン(アスピリン)
    インドメタシン(インダシン)
    ジクロフェナクNa(ボルタレン)
    イブプロフェン(ブルフェン)
    COX-2選択性 エトドラク(ハイペン)
    メロキシカム(モービック)
    チアラミド塩基塩(ソランタール)
    坐薬 ジクロフェナクNa(ボルタレン)
    インドメタシン(インテバン)
    ぬり薬 フェルビナク(ナパゲルン)
    副腎エキス・ヘパリン類似物質配合(ゼスダック)
    貼り薬 ケトプロフェン(モーラステープ)

    中枢性筋弛緩薬

    ○特徴
    • 筋肉の緊張やコリをやわらげる
    • 重い副作用で知られた筋弛緩薬とは別もの

    痛みでこわばった筋肉をやわらげる中枢性筋弛緩薬も、坐骨神経痛にはよく使われる薬です。筋弛緩薬と聞くと、「そんな怖い薬を使うの?」と不安になる人も多いようですが、かつて重い副作用が知られた筋弛緩剤とはメカニズムが違います。脳に作用してリラックス効果をおこすもので、肩こりなどの緩和にもよく処方されます。

    ビタミンB12

    ○特徴
    • 神経組織を障害から回復させる
    • 副作用の心配がほとんどない
    • しびれなどの症状に使われるが明確な効果は得られにくい

    ビタミンB12には神経の障害を回復させる作用があると言われ、副作用の心配もほとんどないため、しびれの症状によく使われます。しかし、必ずそれで改善されるという明確な効果がわかっているわけではなく、効果の感じ方は個人差があります。

    神経性疼痛緩和薬(リリカ®)

    ○特徴
    • 末梢神経の障害による神経痛を緩和する
    • 坐骨神経痛によく効くことがある
    • 2010年に発売された薬
    • 眠気やふらつきの副作用がでやすい

    オピオイド(麻薬性鎮痛薬)

    ○特徴
    • がんなどの激痛に用いられる麻薬類
    • 慢性痛の場合も耐え難い痛みがあれば使用が許可される
    • 専門医のじゅうぶんな検討が必要

    漢方薬

    ○特徴
    • 上手く体に合えば効果が期待できる
    • 八味地黄丸、牛車腎気丸がよく使われる

    坐骨神経痛に対しては、漢方薬が効果をあらわすときもあると言われ、八味地黄丸、牛車腎気丸などは一般病院でも処方することがあります。しかし、実験データに基づく西洋薬と違い、漢方薬を使うかどうかは医師の考え方次第です。漢方薬には副作用が無く安心と考える人もいるようですが、体質に合わなければかえってマイナスに働くこともあり、肝機能障害の可能性もあります。

    漢方薬を使いたいときは、漢方医や漢方を積極的に使って詳しい医師や治療家の人に相談のうえ処方してもらうことをおすすめします。効果のほどや肝機能障害以外の副作用は検査数値にあがってこないので、自分の実感が頼りになります。

    循環障害改善薬

    ○特徴
    • 腰部脊柱管狭窄症の治療によく使われる
    • 血管を拡げ血液を固まりにくくする作用がある

    この他、骨粗しょう症による圧迫骨折が原因になっている腰痛・坐骨神経痛なら骨密度をあげる薬やホルモン剤が使われます。また、体の機能そのものに働きかける薬より、痛みに対する過剰な反応や不安を抑える抗うつ薬や抗不安薬が大きな効果を発揮する場合もあります。

    まとめ

    坐骨神経痛をやわらげる薬は?end_img
    坐骨神経痛の緩和に使われる主な薬についてまとめました。
    薬だけで根本の原因を改善することはできませんが、苦痛を我慢し続けていると状態がかえって悪化してしまうこともあります。

    薬に対する不安があるときには医師や薬剤師に相談し、上手に付き合っていきましょう。

    参考書籍:

    • 坐骨神経痛がわかる本 戸山芳昭著 法研
    • これで安心!腰痛・坐骨神経痛 戸山芳昭著 高橋書店
    • 坐骨神経痛 久野木順一著 主婦の友社

    辛い坐骨神経痛を改善!専門家がすすめる簡単な運動5選

    辛い坐骨神経痛を改善!専門家がすすめる簡単な運動5選

    お尻から足先までが痛んだりしびれたりする坐骨神経痛。重い腰痛をともなったり背中まで痛みがつながったり、慢性化すると辛いですよね。そんな坐骨神経痛を改善するために、様々な分野の専門家がすすめる簡単な運動を厳選してご紹介します。

    腰や骨盤まわりの筋肉がほぐれ鍛えられると、シェイップアップや美姿勢、便秘の解消なんて嬉しいおまけもついてきます。自分が心地よく感じるものを選んで続けてみてくださいね。

    運動をするときの注意点

    • 病院で坐骨神経痛の原因が指摘されているときは、医師と相談のうえ行う
    • 痛みやしびれが強くなって感じたら無理をしない
    • 気持ちいいと思える範囲にとどめる
    • 運動後は少し筋肉を休める
    • 何か異変を感じたときには整形外科を受診する

    腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、その他の疾患によって坐骨神経痛がおこっている人は、運動を始める前に医師と相談をしましょう。

    それ以外の人も、急にこわばっていた部分を動かすと、あとで痛みやしびれが強くなったり、筋肉痛がおこったりすることがあります。
    回数ややり方は1つの目安です。自分の体調や状態に合わせ、無理のない範囲で行ってください

    また、運動後は少なくとも10分程度、筋肉を休めるようにしましょう。

    腰を柔軟にする『しっぽフリフリ体操』

    腰を柔軟にする『しっぽフリフリ体操』

    1. わき腹に手をあて、あばら骨の一番下の背中側に親指を食い込ませる
    2. その親指の位置を動かさず、腰を左右に10回揺らす

    腰を柔軟にする『しっぽフリフリ体操』中

    1. 立って腰を10回揺らすのが終わったら今度は横になる
    2. あお向けになって片ひざを立て、伸ばした脚の向こう側に腰から倒していく
    3. 肩が持ち上がらないようにしながら顔は脚を倒した反対側に向ける
    4. 3秒間キープしたら脚と顔の向きを入れ替え同じようにする
    5. これを3回くり返す

    期待できる効果

    • バランスの悪い姿勢でこわばった腰まわりの筋肉をほぐす
    • 腰に柔軟性を取り戻すと自然に背筋がのびる
    • 腰に負担のかかりにくい姿勢にみちびく
    • 坐骨神経痛の改善
    • ヒップアップ

    早川プロポーションラボ主宰の早川義修さんがすすめる体操です。姿勢のバランスの要である腰を柔軟に保ち、痛みの大きな原因となる筋肉のコリを取り除きます。痛みのひどい人には、初めちょっと厳しいかもしれないので、体調に合わせてゆっくりとやってみましょう。腹筋にしっかりと力を入れるとやりやすくなりますが、痛みのキツい場合は無理をしないでください。

    腰に負担をかけない筋力アップ『ひざ伸ばし』

    腰に負担をかけない筋力アップ『ひざ伸ばし』

    1. 壁などに軽くもたれて腰にクッションや枕をはさみ、手は横におく
    2. 足を肩幅に開きひざをかるく曲げる
    3. ひざ上から太もも前の筋肉を意識し、息を吐きながら3~4秒間かけて脚を伸ばしていく
    4. 伸ばしきったら息を吸って力を抜く
    5. 以上を5~10回くり返す

    腰に負担をかけない筋力アップ『ひざ伸ばし』中

    1. 背中がそらないように注意し、肩幅より広めに手足をおく四つんばいになる
    2. お尻の筋肉を意識し息を吐きながら、3~4秒かけてひざを伸ばしていく
    3. 伸ばしきったら息を吸って脚を戻す。
    4. 左右交互に5~10回かけて行う

    期待できる効果

    • 太ももの前とお尻の筋肉を鍛えて腰痛・坐骨神経痛をカバーする

    健康運動指導士の永山剛士さんがすすめる、腰に負担をかけない筋力アップ法です。太ももの前とお尻の筋肉は、腰を支え坐骨神経痛の緩和にも大切な部分です。起床後すぐや就寝前、入浴直後は避けた方がいいそうです。病院にかかっている人は医師に相談しながら行いましょう。

    骨盤の歪みを正す『尻歩き』

    骨盤の歪みを正す『尻歩き』

    1. 床に座り手足と背筋をできる範囲でまっすぐに伸ばす
    2. 右手足を左手足より少し前方に伸ばし、左手足は少し後ろに引くようにする
    3. 今度は反対に左手足を右手足より少し前方に伸ばし右手足を少し後ろに引くようにする
    4. 左右交互にしながら前に進む
    5. 1分間を目安に行う

    期待できる効果

    • 骨盤の歪みを正し筋肉のバランスを整える
    • 腰の筋肉のこりが原因の痛みやしびれを改善する
    • 下半身のシェイプアップ
    • ねこ背の解消

    鍼灸整体美容家の谷玉惠さんがすすめる簡単な骨盤矯正の運動です。お尻歩きは、よく便秘解消の運動としても紹介されていますよね。ポイントは、手足だけで進もうとせず、足はお尻から、手は肩から全体に動かすように意識することです。背中を曲げてしまうと腰に負担がかかるので、無理のない範囲で背すじを上に引き上げるように伸ばして行いましょう。

    体に優しい『渡会式スクワット』

    体に優しい『渡会式スクワット』

    1. 部屋の90°になっている壁の角に背中をあててまっすぐに立つ
    2. 手は腰にあて、足は壁に沿わせて肩幅程度の90°に開く
    3. 背中をまっすぐに伸ばしたまま、お尻を10cmくらい下におとす
    4. お尻をおとしたまま10秒キープし元に戻す
    5. 10回を目安に行う

    期待できる効果

    • 下半身の筋肉を強化し腰を支える
    • 無理なく腹筋が鍛えられる
    • 痛みのある人や体の弱い人にもやりやすい

    日本赤十字社医療センター脊椎整形外科部長の久野木順一先生が、腰痛・坐骨神経痛の改善にすすめる優しいスクワットです。高齢者でも安全に行うことができるとされる渡会式スクワットですが、若い人であっても、運動経験の無い人、筋力の弱い女性、痛みが強い人などには向いています。通常のスクワットは、足の角度や腰の曲げ方を間違えると、かえって体を痛めてしまう場合も。壁に沿って行うこのスクワットなら、その面でも安心です。

    脚の筋肉を伸ばして坐骨神経痛を緩和『ハムストリングストレッチ』

    脚の筋肉を伸ばして坐骨神経痛を緩和『ハムストリングストレッチ』

    1. あお向けになる
    2. 片方の脚を伸ばし手をひざのあたりに沿えて上げていく
    3. 左右交互に10回ほどくり返す
    4. 腹筋を強化したい場合は同時に頭を少し持ち上げる

    期待できる効果

    • 坐骨神経痛と深い関わりのあるハムストリング(太ももの裏の筋肉)を伸ばす
    • 下半身全体のこわばりがゆるむ
    • 適度に筋肉が強化される

    慶應義塾大学医学部整形外科教授の戸山芳昭さんがすすめるハムストリングストレッチです。ハムストリングは、坐骨神経痛とも深い関わりのある筋肉です。腰に何らかの異常がある人は、脚を真っすぐに伸ばすことができません。医師と相談の上、無理のない範囲で行ってください。

    まとめ

    まとめ 辛い坐骨神経痛を改善!専門家がすすめる簡単な運動5選

    慢性腰痛・坐骨神経痛の改善や予防におすすめの運動を5つご紹介しました。専門家がすすめるものの中で簡単なものを選んだので、自分に合うと思うものを地道に続けてみてくださいね。私自身、かなりひどい腰痛・坐骨神経痛持ちですが、マメに軽い運動で動かしていると、少しずつ改善されてきました。痛みは、「痛い!」と体をちぢこめていると、よけいに緊張して痛みが増します。ゆっくりとした呼吸に合わせ、できるときだけでいいので、筋肉を動かしこわばりを緩めてあげてください

    ひざの痛み対策決定版!日常の中でできる改善と湿布の選び方まとめ

    膝の痛み

    日常的におこるひざの痛みは辛いですよね。

    ひざの痛みは年齢による変化でおこるイメージが強いですが、筋肉の弱い女性やひざに負担のかかりやすい要素があれば若い人でもおこります。

    今回は、そんなひざの痛みをやわらげる、日常生活の中でできる対策をご紹介します。

    ひざの痛みのメカニズム

    ひざの痛みの原因として一番多いのは、関節軟骨のすり減りです。軟骨がすり減ったときに出るカスが関節周辺の関節包を刺激すると、炎症がおきて痛みがでます。また、軟骨がすり減ると微妙に骨の角度が変わり、偏った部分に負担がかかるようになって、筋肉やすじに慢性的な痛みがおこることもあります。

    関節軟骨のすり減りは主に年齢による変化としておこりますが、スポーツや重いものを運ぶ仕事、立ちっぱなしの仕事など過度な負担があれば、若い人でも軟骨はすり減ります。

    軟骨がすり減るまではいかなくても、周辺の筋肉や腱や靭帯などに負担がかかり、ひざが痛む場合もあります。

    急激におこった激しい痛みは、骨や腱に何らかの外傷がおこった可能性もあります。また、リウマチや他の病気の症状として痛んでいることもあります。その場合は自分での対策は難しく、適切な診断と治療が必要です。痛みが続いたりひざが腫れたりするときには、整形外科を受診するようにしましょう。

    痛みがあるときの冷やし方温め方

    ひざの痛みがあるとき、冷やしたらいいのか温めたらいいのか悩みますよね。
    判断の基準は炎症をおこしているかどうか。痛みとともにひざが熱を持っていたり腫れたり、ズキズキしたりするときは炎症の可能性があるので冷やしましょう。炎症が落ち着いた後、日常的におこるにぶい痛み、重ダルイ痛み、うずく痛みには温めが効果的です。

    炎症は本来体が自己治癒のためにおこしているので、冷やしたりせずにむしろ温めてそれを促進させた方がいいという説もありますよね。たしかに理論上は間違っていませんが、激しい痛みに耐えることは心身を緊張・疲労させます。急性期のときには無理をせずに冷やして様子を見、落ち着いてきたら温めて回復を促進させる、それが現在の主流です。

    冷やし方

    • 痛む場所にタオルをのせ、冷却ジェルパック・袋に入れた氷などをのせて15分を目安におく
    • 途中でじゅうぶんに冷えたと感じたらそこでやめる
    • 15分をこえて行うときには休みを入れながら、凍傷にならないように注意する

    温め方

    • ひざに少し熱めのシャワーをあてる
    • 絞った濡れタオルをラップにくるんでレンジで1分温めた蒸しタオルをあてる
    • レンジで使えるジェルパックをタオルで包んでひざにのせる

    湿布を使うときの注意点

    ひざの痛みがあるとき、市販の湿布を使おうと考える人も多いと思います。市販の湿布にも冷湿布と温湿布がありますが、使い分けはやはり炎症があるかないかです。

    冷湿布の中にもたくさんの種類があって、何を選んだらいいのか迷いますよね。その種類と特徴をそれぞれご紹介します。温湿布は、トウガラシエキスなど皮膚を温める成分が配合されていますが、皮膚の弱い人には刺激が強いので注意が必要です。日常的な痛み対策で温めるなら、温湿布よりもお風呂や蒸しタオルの方がおすすめです。

    パップ剤とプラスター剤

    湿布には、パップ剤とプラスター剤があります。市販の湿布はパップ剤の方が主流で、水分を多く含み、白くてのびやすいのが特徴です。一方プラスター剤は、茶色や肌色のテープのような形状で、粘着力が強くしっかりしているので、関節に貼るのには適しています。プラスター剤の方は皮膚を介して体内に有効成分が吸収されるので、内服薬と同じような副作用がおこることもあり、種類によっては使用する回数や期間が制限されています。

    サリチル酸配合の湿布

    「湿布くさい」と表現される独特のにおいは、サリチル酸によるものです。古くから湿布薬に使われる成分で、子どもにも使えます。炎症をしずめ、痛みを抑える働きがあります。作用は比較的おだやかで、強い効果は期待できない分だけ使いやすい定番の湿布です。

    インドメタシン配合の湿布

    インドメタシンは、医療用でもよく使われる消炎鎮痛成分です。痛みを抑える効果が比較的高く即効性があり、すぐに痛みをなんとかしたい!というときには向いています。ただ、副作用もあるので自己判断での長期間使用はあまりおすすめできません。その場合は整形外科で相談のうえ処方してもらいましょう。

    フェルビナク配合の湿布

    フェルビナクもインドメタシンとよく似た構造で、比較的高い効果を発揮する消炎鎮痛成分です。湿布・スプレー・ぬり薬によく使われていますが、喘息のある人、妊娠している人・15歳未満の人には使用できません。それ以外でも、持病があったり呼吸器に不安があったりする人は、薬剤師さんに必ず相談をしましょう。

    ケトプロフェン配合の湿布

    「モーラステープ」の名前でおなじみの消炎鎮痛成分ですが、プラスター剤のモーラステープは医療用で、市販されているのはパップ剤のみです。湿布を張った皮膚が光にかぶれやすくなることがあるので、注意が必要です。

    ジクロフェナクナトリウム配合の湿布

    「ボルタレン」という名前に聞き覚えがある人もいるかもしれませんが、比較的強い痛みに医療用でもよく使われる成分です。効果が高い分だけ使用には注意が必要で、皮膚を介して成分が体内に吸収されるプラスター剤なので、胃腸障害や呼吸器関連の副作用がおきる可能性もあります。強めの鎮痛成分なので急性期の激しい痛み以外で日常的に使うのには向いていません。できれば医師に相談のうえ使用しましょう。

    コラーゲンを食事にとり入れる

    コラーゲンを食事にとり入れる

    コラーゲンはたんぱく質の一種。皮膚、骨、筋肉をつなぐ腱、様々な部分で組織の形成・維持・回復などに関わる重要な成分です。ひざの痛みの場合も、骨のクッション役である軟骨のすり減り、骨の弱り、筋肉の弾力性が失われるなど、コラーゲン減少による要素も大きく影響します。

    コラーゲンは、口からとり入れると体内の減少した部分に補給されます。コラーゲンを使ったサプリメントや食品も多数売られているので、それを利用するのも一つの手ですが、食事でもとり入れることができます。

    コラーゲンを上手にとり入れるコツ

    • ビタミンCを一緒にとる
    • ビタミンCを一緒にとる

      コラーゲンは体内で一度分解されて再合成されますが、そのときにビタミンCが使われます。ビタミンCの豊富な野菜や果物を一緒にとりましょう。パプリカ、ピーマン、キウイ、イチゴ、柑橘類、じゃがいもなどに多く含まれます。

    • スープやゼリー状にしてとる
    • スープやゼリー状にしてとる

      コラーゲンは加熱されると分解され、吸収のいいアミノ酸の形でスープに溶け出します。それが冷えるとゼリー状の煮こごりになります。コラーゲン豊富なとり手羽や皮を使ったスープや、ゼラチンを使ったゼリーでとり入れると美味しく効率的にとり入れることができます。ただ、市販のコラーゲンパウダーでビタミンなどを加え加工してあるものは、成分が変化してしまうので加熱には向きません。

    ツボで痛みを緩和

    ひざの痛みには、ツボ刺激が効果を発揮します。ひざの痛みを楽にする主なツボを4つご紹介します。

    内膝眼(うちしつがん)・外膝眼(そとしつがん)

    内膝眼(うちしつがん)・外膝眼(そとしつがん)

    ひざのお皿の下方にある両側にあるくぼみで、ひざの内側が内膝眼、外側が外膝眼です。

    いすに座ってひざを伸ばし、2つのツボを両手の親指で押さえて同時に刺激します。3秒かけてゆっくり力を入れ、3秒かけてゆっくり力を抜くようにして優しく5~6回刺激しましょう。

    委中

    委中

    ひざの裏側にある横じわの中央部のツボです。

    いすに座ってひざをまっすぐ伸ばしきり、両手の中指を重ねて刺激します。3秒かけてゆっくり力を入れ、3秒かけてゆっくり力を抜くようにして優しく5~6回刺激しましょう。

    曲泉

    曲泉

    ひざ関節の内側中央のくぼみにあるツボです。

    片ひざを立てて座り、一方の手でひざを支えながらもう一方の親指で優しく押しもみます。

    足指での刺激で血流をアップ

    足指への刺激は、全身の血流をアップさせてくれます。とくにひざ周辺は血行がとどこおりやすいポイント。足指を刺激することで、ひざや周辺の血行がよくなり、痛んでいる部分の修復促進や痛みの緩和が期待されます。足指への刺激は、全身の健康のためにもおすすめです。

    足指への刺激の仕方

    • ティッシュを四つ折りにして端から丸めて筒をつくり足指に挟む
    • 自分の手指を足の指の間に挟んで半回転させ、順番に刺激する
    • 5本の手指をそれぞれ足指の間に挟み、足首を持って足をまわす
    • 市販の足指を開くパッドを使う

    まとめ

    「まとめ」日常の中でできるひざの痛みの対策は?

    日常の中でできるひざの痛みの対策をご紹介しました。毎日私たちの体重を支えてくれているひざは、関節の中でも一番の重労働をしています。そのひざに労わりの気持ちを持って、地道な対策を続けてみましょう。ひざの痛みは、日常の対策によってかなりの部分改善されることがわかってきています。

    その頭痛薬ちょっと待って!本当に妊娠初期に飲んでも大丈夫?

    その頭痛薬ちょっと待って!本当に妊娠初期に飲んでも大丈夫?

    妊娠が分かった途端にやってきた頭痛。

    夜中、頭が割れるような酷い頭痛に襲われた時、「あの薬、飲んだら楽になるかな……」と、妊娠前に日常に使っていた頭痛薬を飲みたくなったりしますよね?

    でも、ちょっと待って!
    その頭痛薬は、妊婦のあなたが飲んでいい薬ですか?

    妊娠初期だからこそ細心の注意を払わなければならない薬の服用。
    ここでは、妊娠初期の頭痛薬の服用についてまとめていきます。

    妊娠初期(〜15週)どうしても我慢できないとき、頭痛薬を飲んでいいの?

    妊娠初期(〜15週)どうしても我慢できないとき、頭痛薬を飲んでいいの

    妊娠初期のときは、昼夜関係なく頭痛に襲われる人も多いはず。
    そんなとき、いつも薬箱に入っている頭痛薬を飲んでも大丈夫なのでしょうか?

    妊娠初期の薬は要注意!

    妊娠初期の期間は、お腹の赤ちゃんの重要な器官の形成が行われている期間でとても大切な期間になります。
    この時期は、母体が飲んだ薬の影響を受けやすく慎重な判断をしなければなりません。

    産婦人科で処方された薬なら安心して飲めますが、市販の薬を飲む場合、自己判断での飲用はやめましょう

    私も経験したことがあるのですが……妊娠中、真夜中に頭が割れるような頭痛って本当に辛いですよね。困った私は、夜中ではありましたが、かかりつけの産婦人科へ電話をし、家にある頭痛薬を飲んでよいか聞きました。

    ちょうどその時、当直医が分娩に立ち会っていたため、直接判断を聞くことはできなかったのですが、ナースから「頭痛薬は飲まずに、朝イチで受診にきてください。」との指示を受けました。

    勝手に飲まなくてよかった、と思ったのを覚えています。

    出産は命にかかわることです。
    どんな小さなことでも、きちんとお医者さんに相談することをおすすめします。

    赤ちゃんへの影響は?

    妊娠中に頭痛薬を飲んだ場合に、心配されるお腹の赤ちゃんへの影響に「胎児毒性」というものがあります。
    胎児毒性とは、薬の作用が強くでてしまいお腹の赤ちゃんの発育や機能の発達を悪くする作用です。

    ですが、妊娠初期でも正しく薬を服用すれば、これらのリスクは回避されるので、痛みを我慢せずにきちんと医師に告げて適切な処方を受ければ大丈夫です。

    漢方薬なら心配ない?

    「市販の薬は心配だし、次の定期検診までまだ日にちもある」
    「受診するほどでもないけれど、日常生活での頭痛はやっぱり辛い……」

    こんなとき、「薬は怖いから漢方薬なら」と思いますが、市販のものを服用しても大丈夫なのでしょうか?

    漢方薬は、お腹の赤ちゃんへの影響は少ないとされていて、医師から漢方薬を処方される妊婦さんも多いです。ですが、漢方薬も数多くの種類もあり、副作用もあったりするので自己判断での服用は避けた方がいいです。

    漢方薬も薬ですので、きちんと医師に相談してから服用しましょう。

    妊娠初期に自己判断で服用してはいけない市販の頭痛薬

    妊娠初期に自己判断で服用してはいけない市販の頭痛薬

    特に妊娠初期は、薬は避けていきたい時期です。

    でも、どうしても頭痛薬を服用したいとき、市販の頭痛薬を飲んでも大丈夫なのでしょうか?

    ここでは、身近に手に入る頭痛薬を取りあげていきます。

    ロキソニン

    ロキソニン

    ロキソニンは頭痛に効く市販薬として有名ですね。
    ですが、妊婦には要注意の薬です。

    ロキソニンの公式HPにも

    『妊娠中の投与に関する安全性は確立していません。出産予定日12週以内の妊婦は服用しないようにお願いします。それ以外も妊娠中は医師にご相談のうえ服用下さい。』
    (http://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_loxonin-s/qa/ より抜粋)

    とあるように、服用する際は必ず医師の指示に従って服用してください。

    バファリンA・バファリン顆粒

    バファリンA・バファリン顆粒

    バファリンAは、妊娠中は服用しないようにしましょう。

    バファリンAの公式HPにも、

    『妊娠中は服用を避けた方が安心です。』とあります。
    (http://www.bufferin.net/a/faq.htm より抜粋)

    どうしても服用したい場合は、産婦人科の医師に相談してから服用するようにしてください。

    ケロリン

    ケロリン

    ケロリンには、アセチルサリチル酸(アスピリン)が含まれています。
    これは、妊娠初期、とくに12週までの妊婦は飲んではいけないとされています。
    大量摂取によって、予定日より大幅に出産が遅れたり、出血等の可能性が高くなったります。

    ケロリンが公開している説明書には、
    服用前に医師に相談するよう注意をうながす項目に

    『妊婦又は妊娠していると思われる人』
    とあります。
    (http://www.naigai-ph.co.jp/item/pdf/kerorin.pdf より抜粋)

    勝手な判断で服用せず、必ず医師に相談して服用してください。

    注意したい処方薬——以前の処方が残っていても飲んじゃダメ!

    注意したい処方薬——以前の処方が残っていても飲んじゃダメ!

    以下の薬は市販されていませんが、妊娠初期は飲んではいけない薬です。

    以前、病院で処方された薬が残っていても、妊娠がわかった時点でこれらの薬を服用するのはやめましょう

    モービック (成分:メロキシカム)

    モービックの成分であるメキシカムは妊婦の使用上の注意に禁忌として

    『妊婦又は妊娠している可能性のある婦人。』
    と記載されています。
    (http://www.e-pharma.jp/allHtml/1149/1149035F2027.htmより抜粋)

    服用しないように注意してください。

    セレコックス (成分:セレコキシブ)

    セレコックスの成分である、セレコキシブは使用上の注意として、以下のような記載があります。

    妊婦<妊娠末期以外>又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。培養細胞を用いた染色体異常試験において、細胞毒性が認められる濃度で染色体の数的異常(核内倍加細胞増加)が、生殖発生毒性試験で着床後死亡数増加や死産増加、横隔膜ヘルニア、胎仔体重減少等が認められている(またラットにおいて本剤が胎仔に移行することが報告されている)]
    (http://www.e-pharma.jp/allHtml/1149/1149037F1020.htm より抜粋)

    妊娠後期は『禁忌』と記されており、妊娠初期に関しては『治療上の有益性が危険を上回ると判断された場合のみ』とありますが、妊娠中の投与の安全性は確立されていないので、服用することはやめましょう。

    ポンタール (成分:メフェナム酸)

    ポンタールの成分であるメフェナム酸は『有益性が危険を上回る場合』の投与とされていますが、妊娠中の安全は確立していません。

    メフェナム酸には以下の注意事項が記載されています。

    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)

    • 1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
    • 2.他の消炎鎮痛剤を妊娠末期に投与したところ、胎児循環持続症(PFC)が起きたとの報告がある。
    • 3.妊娠末期のラットに投与した実験で、胎仔動脈管収縮が報告されている。
    • 4.授乳中の婦人には授乳を中止させる[母乳中へ移行することが報告されている]

    (http://www.e-pharma.jp/allHtml/1141/1141005F1048.htm より抜粋)

    禁忌なのは妊娠末期ですが、妊娠初期も安全性は確実ではないので、服用は避けましょう。

    カロナールってどうなの?

    カロナールってどうなの?

    カロナールは、神経中枢にはたきかけ、熱を下げたり、体の痛みをやわらげたりする効果があります。

    カロナールの主成分はアセトアミノフェンです。アセトアミノフェンは、最初は小児用として使われていたほどで、他の頭痛薬と比べると安全なものとして処方されていました。

    しかし最近、妊娠後期に服用するとお腹の赤ちゃんが新生児遷延性肺高血圧症を起こすとされる報告がされました。

    『妊娠後期の婦人への投与により胎児に動脈管収縮を起こすことがある。』

    (http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1141007F1063_4_02/ より抜粋)

    また、妊娠中の安全性も確立されていないので、医師の指示での服用が望ましいとされています。

    『妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので,妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には,治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与すること。』
    (http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1141007F1063_4_02/ より抜粋)

    自己判断で服用せず、必ず医師と相談して服用してください。

    イブってどうなの?

    イブってどうなの?

    イブは、イブプロフェンが主な成分の薬で、即効性のある頭痛薬としても知られています。
    イブプロフェンを主な成分としている薬は、これまで妊娠中でも服用しても大丈夫とされていました。

    ですが、妊娠後期の人には禁忌となり、妊娠後期でない妊娠中の人にも「治療中の有益性が危険を上回るときのみ」となりました。

    『妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。〔妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。トラマドールは胎盤関門を通過し、新生児に痙攣発作、身体的依存及び退薬症候、並びに胎児死亡及び死産が報告されている。〕

    (https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/saisin_120426_2.pdf より抜粋)

    イブはイブプロフェンを主な成分としているので、妊娠後期では飲んではいけませんが、それ以外の妊婦は医師に相談して「治療上の有益性が危険性を上回る」と判断された場合は服用できます。

    イブの公式サイトにも、服用前の医師との相談の項目に、

    『妊婦又は妊娠していると思われる人』とあります。
    (http://www.ssp.co.jp/product/all/evea/ より抜粋)

    安心とされる薬でも、必ず医師の指示を守って薬を服用してください。

    妊娠初期でも医師との相談次第で大丈夫な市販の頭痛薬

    妊娠初期でも医師との相談次第で大丈夫な市販の頭痛薬

    イブ同様に、医師に相談することで服用できる場合がある市販薬を紹介します。

    タイレノール

    タイレノール

    タイレノールの主成分は、カロナールと同様にアセトアミノフェンです。

    タイレノールの使用上の注意には、

    『妊婦又は妊娠していると思われる人』と記載があります。
    (http://www.tylenol.jp/pdf/tylenolFD_instruction.pdf より抜粋)

    妊娠初期でタイレノールを服用したいときは、必ずかかりつけの産婦人科医に相談してください。

    ノーシン

    ノーシン

    ノーシンも、市販薬の中で「妊娠中でも安心して服用できる薬」として紹介されることが多いですよね。

    ノーシンの主成分は、アセトアミノフェン(カロナールの主成分)
    、カフェイン、エテンザミドです。主成分の頭文字を取って、「ACE処方」と言われているのですね。

    ノーシンの添付文書にも、

    服用前に医師への相談をするとして『妊婦又は妊娠していると思われる人』と記載されています。
    (https://www.arax.co.jp/seihin/files/ippan/norshin/03_norshin.pdf より抜粋)

    薬局で簡単に手に入る頭痛薬ですが、必ず担当の医師に相談してください。

    でもやっぱり薬は心配。妊娠初期の薬を飲まない頭痛の対処法は?

    でもやっぱり薬は心配。妊娠初期の薬を飲まない頭痛の対処法は?

    できれば、薬を服用することなく解消したい。

    そんなとき、すぐに実行できる頭痛をやわらげる方法をご紹介します。

    部屋を暗くする

    妊娠初期の片頭痛(光や音に敏感になり、吐き気や嘔吐の症状が出ます)は、部屋を暗くして過ごしましょう。目から入る刺激を少しでも防ぐためです

    体をあたためる

    お腹をかばうことで、普段と違った姿勢で過ごすことが多くなります。
    そのため、腰痛になったり、肩凝りが激しくなったりします。
    肩こりや腰痛の痛みからくる頭痛は、緊張型頭痛と呼ばれています。

    この緊張型頭痛の場合は、血行を良くしましょう。
    お腹や足を中心に、体をあたためることで血の流れをスムーズにします。
    お風呂にゆっくり入ったり、蒸しタオルで肩や腰を温めたりすると効果的です。

    妊娠に気付かず、頭痛薬をうっかり飲んでしまいました。大丈夫?

    妊娠に気付かず、頭痛薬をうっかり飲んでしまいました。大丈夫?

    妊娠超初期、つまり妊娠4週までのときは、自分が妊娠しているのか判断できない時期です。
    そういえば、微熱が続いていた、寒気がした、など後になって異変に気づく人も多いです。

    この時期に、自分が妊娠していると知らずに頭痛薬を飲んでしまったとき、頭痛薬はお腹の赤ちゃんに影響はないのでしょうか。

    ごくごく初期であれば1回くらいなら影響が出ることは少ない

    一般的に、妊娠と気付かずに服用してしまったとしても、胎児への問題はほぼないとされています。
    1回の使用なら問題はないですが、受診の際には医師へ相談してみてください。

    その市販薬のメーカーの効能書きを持参して病院へ

    妊娠に気づかずに頭痛薬を飲んでしまった時は、次回受診のときに、服用した頭痛薬に添付されている説明を持っていきましょう。

    むしろ、気を付けなければいけないのは妊娠後期

    アスピリンやイブプロフェンを主成分とされている頭痛薬は、妊娠後期に服用してはいけません
    このイブプロフェンが成分として入っている市販薬で有名なのは、イブやバファリンルナなどがあります。

    医師に相談すれば良いとされていた頭痛薬でも、妊娠32週以降での服用は禁忌となっています。

    動脈管収縮の原因になることも

    アスピリンやイブプロフェンを主成分としている薬は、妊娠後期に服用すると、出産時や新生児に影響がでると言われています。
    赤ちゃんの心臓の出口部分の動脈が収縮してしまうことが報告されています

    腎臓への影響

    また、腎臓にも影響し、赤ちゃんの尿を減らしてしまいます。

    まとめ

    妊娠中でなくても頭痛は大変なのに、妊娠中の頭痛はお腹の赤ちゃんへの影響も考えなければならないので、一層辛さが増してしまいます。
    ですが、医師に相談すれば服用することもできる薬もあるので、まずは我慢せずに受診をし、医師の指示に従って頭痛を対処することが大切です。

    それに、市販されている頭痛薬を心配しながら服用するより、きちんと産婦人科医から処方された薬を飲む方が気持ちも安定しますよね。

    妊娠中の頭痛の原因は、ホルモンバランスの影響だけではなく、肩こりや腰痛、精神的な緊張から引き起こすものもあります。
    普段から気持ちをゆったり持つことで、母体や胎児への負担は大いに減少できます

    普通の時とは違って、特に妊娠初期は流産を防ぐために、精神的に安定しにくく不安でいっぱいになるときもあります。
    そんなときこそ、ゆっくりと深呼吸してみましょう
    それだけで、辛い頭痛を避けることができます。

    坐骨神経痛になった妊婦さんへ:腰痛・坐骨神経痛の原因と対策

    坐骨神経痛 妊婦まとめ

    妊娠をすると体の変化にともない、いろんな体の悩みが出てくるもの。その中でも必ずといっていいほど悩まされるのが腰痛、さらにお尻や足までがしびれたり痛んだりする坐骨神経痛の症状です。

    今回は、その原因や日常生活の中で行える対策をまとめました。

    妊娠と腰痛・坐骨神経痛の関係

    妊娠と腰痛・坐骨神経痛の関係

    なぜ妊娠すると、腰痛・坐骨神経痛がおこるのでしょうか。そこにはいくつかの要因が関わっていると言われています。

    • 1.体型や姿勢の変化
    • 2.ホルモンの影響
    • 3.精神的な負担や緊張

    体型や姿勢の変化

    妊娠すると子宮の中で赤ちゃんが成長していくため、お腹が少しずつ大きく膨らんでいきます。それを支えるために体の重心が移動し、腰が反った姿勢に変化していきます。その変化に加え全体的に体重も増えるので、腰への負担はどうしても重くなってしまいます

    妊娠初期から中期にかけては軽い腰痛程度を感じる人が多いです。ただし、元々腰に持病のある人、筋肉の弱い人、姿勢の悪い人などは初期の段階でも、かなり辛い腰痛や、お尻や足にまで痛みやしびれのおこる坐骨神経痛の症状に悩まされる場合があります。

    妊娠後期に入ってくると、成長した赤ちゃんを支えるために腰はさらに沿って周辺の神経を圧迫し、骨盤も変化するためお尻や足の負担も増して、ますます坐骨神経痛の症状がおこりやすくなります。

    ホルモンの影響

    妊娠3か月頃からは、出産への準備のために卵巣からリラキシンというホルモンが分泌されるようになります。

    リラキシンには出産時に赤ちゃんが通る産道を広くする働きがあり、周囲の関節や靭帯をゆるめるように作用します。このホルモンの作用は出産に向けて必要不可欠なものですが、ゆるんだ組織の代わりに筋肉が緊張して骨盤を支えようとし、坐骨神経痛の原因となることがあります。

    また、妊娠中は流産を防ぐためのプロゲストロンという黄体ホルモンの分泌も活発になりますが、プロゲストロンが増えると筋肉の血流が悪くなったり緊張が増したりする作用もあるため、坐骨神経痛の症状がおこりやすくなります。

    精神的な負担や緊張

    妊娠は喜ばしい出来事ではありますが、同時に様々な精神的負担や緊張を多く感じる側面もあります。

    腰痛・坐骨神経痛には精神の影響も大きく関わっていると言われているので、妊婦さんは生理的・身体的な変化に加え、精神面での変化でも、腰痛・坐骨神経痛がおこる確率が高くなります。

    さらに、痛みがおこったときに「大変な異常だったら…」「赤ちゃんに何かがあったら…」と普段より不安を大きく感じやすい心理状態にあるため、実際の痛み以上に苦痛を強く感じてしまう場合もあります。

    妊婦さんの坐骨神経痛対策

    妊婦さんの坐骨神経痛対策

    妊娠中の腰痛・坐骨神経痛はある程度避けて通れない部分がありますが、できる対策をしながら、少しでも楽に過ごせるようになりたいですよね。妊婦さんが日常の生活の中で行える腰痛・坐骨神経痛の対策をご紹介します。

    ○精神面のフォロー

    • 痛みのひどいときは病院に相談
    • 身近な先輩ママや公的な相談ツールを活用する

    ○肉体面のフォロー

    • 腰に負担のかかりにくい姿勢をこころがける
    • 妊婦さん用の腰痛対策ベルトやガードルを使用する
    • 妊婦さんにもできる腰痛体操やストレッチを行う
    • マタニティヨガやマタニティスイミングなどの運動を取り入れてみる
    • 腰周辺を温めて優しくマッサージをする

    痛みのひどいときには病院に相談

    妊婦さんに腰痛はつきものですが、痛みのひどい場合は実際に何か治療の必要な病気である可能性もあります。妊娠中でも安心して使えるタイプの痛み止めもあるので、痛みがあまりにキツいときには病院へ行くことも検討しましょう。

    その場合、まずはかかりつけの産婦人科医に相談し、必要があれば適切な病院を紹介してもらうことがベストです。

    身近な先輩ママや公的な相談ツールを活用する

    痛みなどの不安を1人で抱え込んでいるとますます苦痛が強く感じてしまうので、かかりつけの産婦人科医に相談することはもちろん、身近に話ができる相手がいれば、それだけでも心の負担は少し減らせます

    パートナーである男性に聞いてもらうのもいいですが、仕事が忙しかったりすると難しく、妊娠中の体のことは男性にはどうしても理解できない面があるので、妊娠・出産を経験した身内や友人がいれば、そちらの方が話しやすいかもしれません。

    もしもとくに相談する相手がいない場合は、地域の福祉課やボランティアによって提供される妊娠中の女性の不安や悩みを聞いてくれる場所を活用したり、ネットのコミュニケーションツールを活用したりという方法もあります。

    腰に負担のかかりにくい姿勢をこころがける

    日常の動作をできるだけ腰に負担のかかりにくいものにするように意識してみましょう。

    ○座る

    椅子に座るときは背筋を伸ばし、クッションなどを背中に挟むと腰が楽になります。

    ○座る

    床に座るときはあぐらか正座で、腰や背中を丸めずまっすぐ伸ばすようにします。

    床に座るときはあぐらか正座

    ○立つ

    立つときは、腰や背中をまっすぐに伸ばすように意識をします。

    ○立つ

    ○寝る

    寝るときは横向きになり、抱き枕やクッションなどを使ってはさむようにすると腰も楽になり、お腹も圧迫しません。

    ○寝る

    妊婦さん用の腰痛対策ベルトやガードルを使用する

    昔ながらの腹帯だけでなく、現在は腰を支えるニッパータイプの腰痛対策ベルトや、腰痛軽減効果のある妊婦さん用ガードルの種類も豊富です。とくにガードルは下着兼で使えて一枚ではけるものも多く、柄も豊富で選ぶのもとても楽しいです。

    お気に入りのガードルを探せば、痛みだけではなく、憂うつな気持ちも軽減される効果が期待できます。

    妊婦さんにもできる腰痛体操やストレッチを行う

    腰痛や坐骨神経痛があると動くのも辛くなって、寝ついたままになりたくもなりますが、そうすると筋肉がよけいにこり固まってしまいます。腰回りの筋肉が弱くなるとさらに腰への負担も増してしまうので、体調をみながら、動かせそうなときは無理のない範囲で体操やストレッチをしてみましょう

    ○あお向けになり、手で体を支えながら少しずつ腰を持ち上げ、数秒キープしたらそっと下ろす。

    ○あお向けになり、手で体を支えながら

    ○上体を真っすぐに立て、腰を左右にゆっくりとまわす

    ○上体を真っすぐに立て、腰を左右にゆっくりとまわす

    ○四つんばいになって腕と脚で体を支え、背中から腰を気持ちよくのばす

    ○四つんばいになって腕と脚で体を支え

    ○あお向けになってひざを立て、左右にゆっくりとたおす

    ○あお向けになってひざを立て、左右にゆっくりとたおす

    マタニティヨガやマタニティスイミングなどの運動を取り入れてみる

    水の中で行う運動のマタニティスイミングは腰やお腹に負担がかからず、妊婦さんの腰痛軽減にも効果があると言われています。ゆったりとした呼吸に合わせて体の緊張をほぐすマタニティヨガもおすすめです。近隣で教室が開かれている場合は、出かけて話を聞いてみるだけでも気分転換になります。

    近所にそういう場所がない、たくさんの人と過ごすのは苦手という場合は、DVDに合わせるだけで簡単にできるマタニティヨガの本なども売られています。いずれにしても医師に相談の上、疲れない範囲で楽しめる運動を日常に取り入れてみましょう

    腰周辺を温めて優しくマッサージをする

    妊婦さんは通常の女性以上に下半身の血行がとどこおり、冷えやすくなっています。痛み   
    が辛いと感じるときは、腰周辺を温め、手のひらを優しくあててさするようにマッサージをしましょう。椅子に座ってレンジで温められるタイプのホットパックを腰にあてたり、横向きに寝て大きなタオルで腰全体を包むようしたりにすると、1人でも楽にできます。

    まとめ

    坐骨神経痛 妊婦まとめ

    妊婦さんにおこりやすい体の不調、腰痛・坐骨神経痛の原因と対策をご紹介しました。

    • 辛いときは1人で抱え込まず医師や周囲に相談すること
    • 腰に負担のかかりにくい姿勢をこころがけ、サポートするガードルなどを使用すること
    • 無理なくできる範囲のストレッチや運動を行うこと
    • 腰を温め優しく手のひらでマッサージをすること

    以上の点を意識してみましょう。
    妊娠すると様々な体の変化や痛みもおこりますが、それを嫌なものとして受け止めず、大切な赤ちゃんが育っている証拠ととらえて大らかな気持ちでいると、痛みもやわらいで感じられると言われています。

    自分の心と体を労わりながら、変化と上手く付き合っていきましょう

    参考文献
    『はじめての妊娠&出産ガイド 竹内正人監修 大泉書店』
    『はじめての妊娠・安産百科 井尾裕子監修 池田書店』

    坐骨神経痛は対処を間違えると怖い?! 【原因別】効果的な対処方法まとめ

    坐骨神経痛は対処を間違えると怖い?!

    慢性的な腰痛にともない、お尻や足までが痛んだりしびれたりする坐骨神経痛。手足など運動に関わる部分の不調の中で、もっとも多くの日本人が悩んでいると言われています。

    でも実は、「坐骨神経痛」は病名ではありません。だから、何かの原因でお尻や足が痛んだりしびれたりする症状の総称で、元になっている原因によって、対処の仕方が違うんですね。対処方法を間違えると、かえって悪化してしまうことも……!

    この記事では、その原因の見分け方、原因別の対処法をご紹介します。

    坐骨神経痛の症状と原因

    坐骨神経痛の症状と原因

    坐骨神経痛とは、具体的にどのような症状があるのでしょうか。また、主な原因にはどのようなものが考えられるのでしょうか。

    坐骨神経痛の症状

    • お尻に慢性的なしびれ、痛みがある
    • 太ももの外側や裏、ふくらはぎ、かかとなどの下肢に痛み、しびれが続いている
    • 足が激しく痛み、少し歩くと歩けなくなる
    • 腰を動かすと下肢の痛みが激しくなる
    • 安静にしていても、お尻や下肢が痛んで眠れない
    • お尻や足だけではなく、腰痛もある
    • 痛みやしびれ以外に、冷感やダルさがある
    • 体をかがめると痛くて靴下がはけない
    • 立っていると足が痛んできて、立っていられなくなる
    • おしりが痛くて座っていられない

    坐骨神経は、太ももと足の筋肉を支配している太い神経で、その上にある腰神経や仙骨神経から連なっています。

    腰や仙骨に何らかの異常がおこると坐骨神経も影響を受けて障害や炎症がおき、その支配領域であるお尻から足にかけての部分に痛みやしびれが現れます。そのような症状をまとめて「坐骨神経痛」と呼びます。

    坐骨神経痛の原因

    坐骨神経痛の原因として考えられるものは、主に腰の骨である腰椎におこる病気です。それ以外には、腫瘍や筋肉の緊張などがあげられます。

    • 腰椎椎間板ヘルニア
    • 腰部脊柱管狭窄症
    • 腰椎分離症/分離すべり症
    • 梨状筋症候群(おしりの筋肉が緊張しておこる症状の総称)
    • 脊椎・脊髄の腫瘍や炎症
    • 骨盤内の腫瘍
    •  など

    早急に病院を受診した方がいい場合

    • 安静にしていても激しく痛む
    • 腰や下肢、会陰部のしびれや痛みが強く、尿もれなどの排尿障害がある
    • 歩いていると腰や下肢が激しく痛み歩けなくなるが、休むと歩けるという状態をくり返す
    • 背中がほとんど動かせないくらいに強張っている
    • 腰を軽くたたいたりセキをしたりするだけで響くような痛みがある

    自分では腰の異常や筋肉の緊張からくる坐骨神経痛だと思いこんでいても、脊椎や骨盤内の臓器の腫瘍、子宮がんや前立腺がんなどが原因となっている場合もあります。

    足の血管がつまる閉塞性動脈硬化症、多発性神経炎、うつ病などでも下肢のしびれや痛みがおこります。また、腰の異常が原因の坐骨神経痛の中でも、早急に整形外科を受診した方がいいものもあります

    上記のような症状があるときには、セルフケアを行う前に整形外科を受診しましょう

    坐骨神経痛のセルフチェックと対処法

    坐骨神経痛のセルフチェックと対処法

    先ほどの激しい症状をともなったり悪化したりする坐骨神経痛の場合は自己判断をせず、病院を受診し医師の指示にしたがいましょう。

    ここでは比較的軽度、慢性化した坐骨神経痛のセルフチェックと対処法、病院での主な治療法をご紹介します。

    姿勢によって痛みがどう変化するかをチェックする

    坐骨神経痛の原因としてもっとも多いのは、腰椎椎間板ヘルニアと腰部脊柱管狭窄症です。この二つはメカニズムが違うため、症状の出方も対処法も異なってきます

    どちらが原因でおこっているかの簡単なチェック法として、姿勢によって痛みがどのように変わるかで判断する方法があります。

    • ① 腰を前に曲げると痛みが増すが、後ろにそらすことはできる
    • ② 腰を後ろにそらすと痛みが増すが、前に曲げることはできる
    • ③ 腰を前に曲げても後ろにそらしても痛みが増す

    結果

    • ① の場合→椎間板ヘルニア型
    • ② の場合→脊柱管狭窄症型
    • ③ の場合→二つの合併型

    合併型は、椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症が同時におこっているケースです。こうなると自分での対処が難しいので、整形外科を受診し医師の指導をあおぎましょう。

    椎間板ヘルニア型の坐骨神経痛の対処法

    椎間板ヘルニアは、腰などの骨を形成している椎骨の間に挟まるクッションのような椎間板の表面に亀裂が入り、そこから内部の髄核というゼリー状の組織がはみ出し神経を圧迫する病気で、20代~40代の比較的若い層におこりやすいとされています。

    腰を前に曲げると椎間板が余計に圧迫されてしまうので、基本的に前かがみの姿勢を避けることが大切です。

    ○病院での治療

    腰部の椎間板ヘルニアの場合、排尿障害や下肢の麻痺などがおこっていない限り、患部の安静や炎症をしずめる薬や注射を行います。

    急性期が過ぎたらストレッチや筋肉アップの運動、血行をうながすホットパックなどの「保存療法」で様子をみることになります。保存療法とは、手術をしない治療方法のことです。

    重要な神経に影響するものや、保存療法をしても改善せず日常生活に深刻な支障を及ぼすケースでは、ヘルニア部分を取り除く手術も検討されます。

    ○自宅での対処法

    腰が前屈するような姿勢を避け、できるだけ腰を立てるように意識する
    • 前かがみになるときは腰を曲げずにひざを曲げる
    • 横座り、あぐら、足を投げ出した座り方、柔らかいソファーは避ける
    • 正座をするときは、太ももの裏にクッションや座布団を挟む
    • 椅子に座り続けるときには腰枕を使い、腰を支え立てるようにする
    •  

    • くしゃみやセキをするときはできるだけ静かに、腰に手を当てて支える
    • 体を前後に動かす腹筋運動はしない
    • 姿勢を注意する以外の日常生活は普通におくり、痛みがひどいときだけは休む
    ストレッチは、背筋を伸ばしたり腰を軽くそらしたりするものを選ぶ
    • 痛みがあるときは無理をしない
    • 気持ちいいと思える範囲の動きにとどめ、痛いのに伸ばそうとしない
    激しい痛みや炎症があるとき以外は、腰の血流をうながすようにする
    • 痛みの増すような動きは避けた方がいいが、安静にするばかりよりは痛まない範囲の活動をする
    • お風呂にゆったり入る時間をつくる(ただし腰が前かがみのまま湯船に長時間つかる姿勢は避ける)
    • 強い力をかけるようなマッサージは避け、優しい指圧やクリームでなでるように筋肉をほぐす
    • 痛みが辛くセルフケアや病院での治療に効果を感じない場合は、鍼灸院などで相談をしてみる

    脊柱管狭窄症型の坐骨神経痛の対処法

    脊柱管は、背骨から腰骨の中央部に通る神経の通り道です。その周辺を取り囲む椎骨や靭帯などの組織が何らかの原因で変性すると、脊柱管が圧迫されて狭くなり、中を通る神経に支障を及ぼすようになってしまいます。

    この状態が脊柱管狭窄症で、原因となる組織の変性は主に年齢による影響が大きいため50代以降急速に増える病気ですが、その他の要因が重なると若い人でも発症することがあります。

    脊柱管は腰を後ろにそらす動作や、立ちっぱなしの状態などで圧迫が増すため、そのようなことを避けることが対処の中心となります。

    ○病院での治療

    脊柱管狭窄症の治療も椎間板ヘルニアと同じく、緊急性のある場合を除いては保存療法が基本です。

    薬で痛みや炎症をやわらげる薬物療法、コルセットなどを使う装具療法、患部を温めたり電気刺激を与えたりして血行をうながす物理療法、体操やストレッチを行う運動療法などを組み合わせた治療が行われます。

    3か月を目安に改善の具合をチェックし、効果が見られないときには手術も検討されます。

    ○自宅での対処法

    腰を後屈させる動作、長時間の立ち続け歩き続きを避ける
    • 痛みが増したときは腰を丸める姿勢になって休む
    • 杖を使うと坐骨神経痛がおこりにくくなる
    • 自転車に少し前かがみになって乗ると負担が軽減される
    • 立ちっぱなし、歩きっぱなしにせずに、途中で座って休憩をする
    腰に負担のかからない軽い運動やストレッチを継続する
    • 椅子に浅く腰かけ、お腹に力を入れながら上体を後ろに少し倒して静止する動作で腹筋を強化する
    • 壁の角に背中をつけ、両足を壁につけて90度の角度を保ちながらの軽いスクワットをする
    • ストレッチは腰をそらさず前にかがめて背中を伸ばすようなものを選ぶ
    • 痛みが増したら絶対に無理をせずに休む
    激しい痛みや炎症があるとき以外は、腰の血流をうながすようにする
    • 痛みの増すような動きは避けた方がいいが、安静にするばかりよりは痛まない範囲の活動をする
    • お風呂にゆったり入る時間をつくる(ただし腰が前かがみのまま湯船に長時間つかる姿勢は避ける)
    • 強い力をかけるようなマッサージは避け、優しい指圧やクリームでなでるように筋肉をほぐす
    • 痛みが辛くセルフケアや病院での治療に効果を感じない場合は、鍼灸院などで相談をしてみる

    とくに原因のわからない坐骨神経痛の対処法

    病院での検査で異常がない場合、普段の生活の中に坐骨神経痛を引き起こすような要因が隠れているかもしれません。以下のポイントを日頃から意識してみましょう。

    腰に負担をかけない立ち方
    • 軽くあごを引く
    • 背筋を自然にのばす
    • おしりを引き締める
    • おなかを引っ込める
    • ひざを伸ばす
    腰に負担をかけない座り方
    • 軽くあごを引く
    • 背中のS字カーブを保つ
    • 腰を立てる
    • 前かがみにならないような机の高さを選ぶ
    体や心の緊張はマメにほぐす
    • おしりや脚のストレッチを習慣にする
    • 同じ姿勢や作業が続くときには途中で少し体を動かす
    • 数回でいいので深呼吸を意識してみる
    • お風呂にゆっくり入る
    • 体を冷やさない
    • 暴飲暴食をしない

    まとめ

    坐骨神経痛 対処

    坐骨神経痛の原因の見分け方、原因別対処法をご紹介しました。

    坐骨神経痛には重要な病気が隠れていることもあるので安易な自己判断はできませんが、70%くらいのものは日常の姿勢や動作などの影響が大きいと言われ、改善の可能性があります。

    主な原因となる椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症も、特別な病気というよりは使い傷みや年齢による変化の要素が強いのです。医療の現場でも、それそのものを手術などで治すことより、それがあっても快適な日常を送れるようにリハビリなどを行うことの方に移行していっています。

    状況や症状は個人差が大きいので、情報を参考に病院や治療院なども上手に使いながら、「自分自身の体がどういう動きによって痛みが増すか、どういう姿勢が楽か」ということを日頃から意識してみましょう。

    参考文献
    『坐骨神経痛 久野木順一著 主婦の友社2015』
    『これで安心!腰痛・坐骨神経痛 戸山芳昭監修 高橋書店』
    『全部見えるスーパービジュアル整形外科疾患 成美堂出版2015』

    坐骨神経痛に効くツボは?世界標準基準にもとづくツボの位置と刺激方法

    坐骨神経痛に効くツボは?

    腰痛にともないお尻から足がしびれたり痛んだりする坐骨神経痛は、慢性化しがちなのがツラいところですよね。

    そんな辛い坐骨神経痛を緩和させる方法のひとつとして、「ツボ」が活用できるのはご存じでしたか?

    今回は、坐骨神経痛におすすめのツボ、自分でできる無理のないツボ刺激のやり方などをご紹介します。

    ツボ刺激を自分で行うコツ

    ツボ刺激を自分で行うコツ

    実際に痛む場所以外の「ツボ」を刺激しているのに症状が緩和されていくのは不思議な感じがしますよね。でも、ツボ療法は長い東洋医学の歴史の中で培われた実績と理論にもとづいたもので、根拠のないまやかしとは違います。

    ただ、その効果を最大限生かすためには、正確なツボの位置と刺激方法を見極める必要があり、素人が自分で行う場合には、コツをつかむまで少し難しく感じるかもしれません。

    そこで、坐骨神経痛に効くツボを紹介する前に、自分でのツボ刺激がやりやすくなるコツを先にいくつかご紹介します。

    簡単にツボを見つけるコツ

    ツボの書き込まれた人体図はツボの位置を知るための重要な目安になりますが、体の大きさやつくりには個人差があり、ツボの位置も人によって微妙なズレがあります。

    押してみてすぐに体に響く場所が明らかだった場合はそこがツボの可能性が高いですが、わかりにくいときには以下の点を意識してみましょう。

    ① まずはツボの示された周辺の皮膚を見て触ってみる

    • 皮膚の色が他と違う部分がないか
    • 他の部分に比べ冷たかったり熱かったりして感じる部分がないか
    • 皮膚が乾燥していたりザラザラしていたりする部分がないか

    ② 皮膚をつまんでみる

    • 皮膚の異変がある周囲を2~3回つまんでもんでみて、刺すような痛みを感じる場所を探す

    ③ 親指で押してみる

    • 皮膚をつまんで痛みのある場所があったら、そこを親指で押してしこりを探す

    ツボの位置を示すための「指何本分」はどこの指?

    ツボの位置を解説するときに、よく「○○から指3本分下に下がったところ」という表現がされています。でも、「指ってどの指?」とわかりにくいものもありますよね。この記事内で紹介しているツボの位置説明では、すべて親指を基準にしています。

    また、ツボの位置を探すために「○寸△分」という単位が用いられるときもあります。これは一般的に使われる長さの単位の寸や分と違い、一寸を個人個人の親指の一番太い幅に基準を置いたツボ療法ならではの単位となっています。

    自分で無理なくツボを刺激するためのコツ

    ツボを刺激するのは気持ちいいですが、場所によっては無理な姿勢になったり力が入りにくかったりして、かえって疲れてしまう…なんてこともありますよね。

    本来ツボ療法はそれを専門にしている人にしてもらうことが一番で、自宅でやる際もコツを押さえながら他の人にしてもらった方が、本人はリラックスをすることができます。

    けれどそれはなかなか難しい場合も多いので、自分自身で無理なくツボを刺激するコツを覚えておくと、いつでも気軽にツボ刺激をすることができます。

    • 胸や腹部のツボ刺激やマッサージは仰向けになって行う
    • 肩を刺激するときは、肩にあてた手の反対の手でひじを持ち、ひじごと動かすように刺激する
    • 背すじに沿ったツボを刺激したいときは、筒状に丸めたバスタオルなどの上に背すじをあてて寝ころび体をのばす
    • 腰を刺激するときは腰に手をあて親指で刺激するか、横向きに丸めた毛布などのうえに腰をあてて寝ころぶ
    • 足を刺激するときは、椅子に座るとやりやすい。
    • 足裏の刺激は、椅子に座りもう片方の脚のひざに足裏をのせてもむようにする
    • ドライヤーを使った弱い温風刺激もマッサージ効果がある(温度に注意し5分程度にとどめる)

    坐骨神経痛に効くツボ

    坐骨神経痛に効くツボ

    それでは、坐骨神経痛に効くツボを具体的にご紹介します。

    実は、ツボの場所は日本や中国、韓国で微妙なズレがありました。それが、「WHO経穴部位国際標準化公式会議」にて2006年に統一されました。今回ご紹介するツボの位置はそのWHO方式の世界基準で定められたものでご紹介します。

    ツボを刺激する前に腰と背中をよく温めるとより効果的です。ツボを刺激したときに痛みが強い場合は無理をしないようにしてください。

    背中~腰回りのツボ

    腰回りには重要な腎の臓器に関わるツボが集中し、腰痛はもちろん、体全体の活気を高めるのに効果があると言われています。

    指で押すのが辛い場合はツボ押し棒を使うか、丸めた毛布などを腰の下に敷いて全体を刺激すると楽ですが、強く刺激し過ぎないように注意しましょう。

    背中~腰回りのツボ

    ① 腎愈(じんゆ)

    ○ツボの位置

    肋骨の一番下の高さ、第2腰椎(骨盤の仙骨から上に数えて4番目の背骨)の突起の下縁をはさみ、体中心線から左右に親指の幅1本半分外側

    ○ポイント
    • 腰のコリと痛みや坐骨神経痛だけではなく、体全体の活力をつけたい、疲れがひどいときにもおすすめ
    • 親指でよくもむように押す

    ② 志室(ししつ)

    ○ツボの位置

    腎愈と同じ高さで、体の中心線から左右に親指の幅3本分外側

    ○ポイント
    • 腎愈と同様に腎臓を癒し体に精気を与えるツボ
    • 親指でよくもむように押す
    • ③ 三焦愈(さんしょうゆ)

      ○ツボの位置

      第1腰椎(骨盤の仙骨から上に数えて5番目の背骨)の突起の下縁をはさみ、体の中心線から左右に親指の幅1本半分外側

      ○ポイント
      • このツボから腰椎に沿ってマッサージをしていくと、腰や背中のこわばりがほぐれてくる

      ④ 命門(めいもん)

      ○ツボの位置

      腰部、第2腰椎(骨盤の仙骨から上に数えて4番目の背骨)の中心部突起の下のくぼみ

      ○ポイント
      • 東洋医学で生命力の根本ととらえられている腎の蔵への入り口
      • 冷えやすい人の腰痛にとくに効果がある

      ⑤ 大腸愈

      ○ツボの位置

      左右の骨盤の上端を結んだ線の高さにある第4腰椎(骨盤の仙骨から上に数えて2番目の背骨)の突起の下縁をはさみ、体の中心線から左右に親指の幅1本半分外側

      ○ポイント
      • 腰の血行をうながし冷えからくる腰痛に効果的
      • ていねいなマッサージを加えるとよりほぐれる

      ⑥ 関元愈(かんげんゆ)

      ○ツボの位置

      腰部、第5腰椎(骨盤の仙骨の真上の背骨)の突起の下縁をはさみ、体の中心線から左右に親指1本半分外側

      ○ポイント
      • 自分で刺激するときは、手の甲の骨の出っ張りを使うとやりやすい
      • 腰から下半身の痛み、だるさ、しびれなどをやわらげる効果がある

      ⑦ 次髎(じりょう)

      ○ツボの位置

      仙骨をさすったときに、上から2番目に触れるくぼみの中

      ○ポイント
      • 自分で刺激するときは、人差し指でやさしく押すようにするとやりやすい
      • 女性特有の腰痛
      • 坐骨神経痛や生理不順にも効果がある
      • ⑧ 腰陽関(こしようかん)

        ○ツボの位置

        腰部、第4腰椎(骨盤の仙骨から上に数えて2番目の背骨)の中心部突起の下のくぼみ

        • 激しい痛みやしびれがある坐骨神経痛にも効果がある

        お腹のツボ

        お腹のツボ

        ⑨ 関元(かんげん)

        ○ツボの位置

        下腹部のおへそから真下に親指3本分下がったツボ

        ○ポイント
        • 腰を支える腹筋の機能を高め、緊張を取り除く
        • あお向けになり、両手を重ねて中指の先で静かにおす
        • おへそのまわりのマッサージも合わせるとより効果的
        • 妊娠中の人は避ける

        足のツボ

        足のツボ

        ⑩ 委中(いちゅう)

        ○ツボの位置

        ひざの関節が曲がる部分にできるシワの中央

        ○ポイント
        • 足の方まで痛みやしびれが続く坐骨神経痛に効果的
        • なでるような優しい力で刺激する

        ⑪ 三陰交(さんいんこう)

        ○ツボの位置

        足の内くるぶしから親指の幅3本分上がった向うずねの骨のきわ

        • 慢性的な様々な不調に効果がある

        ⑫ 復溜(ふくりゅう)

        ○ツボの位置

        内くるぶしの後ろから、親指2本分上にあがったところ

        ○ポイント
        • 足首を手のひらで包むようにして、しっかりと押しもむ
        • 足腰の血行が改善される

        ⑬ 太渓(たいけい)

        ○ツボの位置

        足の内くるぶしのすぐ後ろ側

        ○ポイント
        • 足首を手の平で包むようにしてしっかりと押しもむ
        • 足腰の血行が改善される

        まとめ

        自律神経ツボ まとめ

        坐骨神経痛に効果的なツボと自分でツボ刺激を行うときのポイントをご紹介しました。
        腰にまつわるツボは重要な臓器である腎臓にまつわるツボが多く、日常的に刺激する習慣をつけると体全体の活力アップも期待できます

        また、お腹にも効くので便秘対策にもおすすめです。

        慢性の坐骨神経痛は、機能的な問題だけではなく、心身の緊張や内臓の不調、冷えなど様々な要因が関わっていると言われているので、全身のバランスを整えるツボ刺激を習慣にして、改善を目指しましょう。

        お風呂上り、家事や仕事のリフレッシュにぜひ取り入れてみてくださいね。

    もしかして自律神経失調症?病院は何科へ行けばいいの?

    もしかして自律神経失調症?病院は何科へ行けばいいの?

    朝夕のめまいや頭痛、慢性的なひどい肩こりなどに悩まされていませんか?

    「もしかして、自律神経失調症?」 と思っても自己診断は危険!
    似たような症状を持つ怖い病気が隠れていることも……

    ここでは「自律神経失調症かも」と思った時、どうやって病院にかかればいいのか、また病院に頼りすぎない改善方法も紹介します。

    まずは体の症状別に病院へ行く

    まずは体の症状別に病院へ行く

    自律神経失調症の症状としてよくある

    • 肩こり、腰痛、しびれ
    • めまい、耳鳴り、喉や口の不快感
    • 疲労、だるさ、微熱、偏頭痛、胃腸不良

    などは、自律神経失調症以外の病気でもありえる症状です。

    長引く不調に「自律神経失調症かも」と思ったら、まずは体の病気がないか調べてもらいましょう。これは、いちばん気になっている症状に対応している病院(診療科)に行けば大丈夫です。

    症状別に受診すべき診療科を紹介します。

    肩こり、腰痛、しびれなど

    ひどい肩こりや腰痛、しびれなどがある場合には、整形外科を受診します。

    肩こりや腰痛、しびれなどは、身体の歪みからきている場合もあります。
    特にしびれは頚椎椎間板ヘルニアや胸郭出口症侯群の可能性や、一過性脳虚血発作などの重大な病気が潜んでいる可能性もあります。

    めまい、耳鳴り、喉や口の不快感など

    めまいや耳鳴り、耳の閉塞感などがひどい時には三半規管の異常を疑います。
    また、喉や口の不快感や異常な渇き、ふとした拍子によだれが出てしまうなどの症状がある場合は耳鼻咽喉科へ。

    めまいや耳鳴りはメニエール病など、喉の異常渇きはシェーグレン症候群や糖尿病が疑われます。

    疲労、だるさ、微熱、偏頭痛、胃腸不良など

    疲労、だるさ、微熱、偏頭痛、胃腸不良など

    疲労感が抜けない、だるさ、微熱、偏頭痛や胃腸の不具合が起きている場合には、内科を受診しましょう。

    低血圧症、肝炎や肝硬変などの肝臓の疾患、胃がんや大腸がん、糖尿病、結核、また慢性腎盂腎炎などの初期症状として上記のような症状が現れることがあります。

    身体的に異常なしと言われたら

    身体的に異常なしと言われたら

    整形外科や耳鼻咽喉科、内科など、色々行ったけど、何も異常が見当たらなかった、という場合にはストレスや心因性のものが関係している可能性があります。

    体に症状が出ていたとしても、その場合にはメンタル面からアプローチしていくのが根本解決につながります。

    心を扱う受診科には、心療内科・精神科があります

    心療内科と精神科のどちらに行ったらいいの? 判断基準は?

    「『精神科』というと、ちょっと敷居が高い気がするけど、『心療内科』というのもよくわからないし……」

    意外と区別が難しいのが、心療内科と精神科の違い。どちらも「心・精神」に関係しているのですが、専門領域が違います。

    • 心療内科
    • 心療内科は、原因が心にあっても身体症状があるという、心身症の専門科です。
      体に何らかの症状が出ていて、病院で異常なしと診断された場合には、心療内科にかかります

    • 精神科
    • 精神科は主に心の病気を取り扱う科で、不安やうつ、不眠、イライラ、幻聴や幻覚、妄想などがある場合にかかります。

      つまり、体の症状がつらい場合は「心療内科」、メンタル面の症状がつらい場合は「精神科」にかかるのが効果的です。

    心療内科:体の症状がつらい場合 精神科:メンタルの症状がつらい場合
    疲労感 だるさ すぐイライラしてしまう
    めまい 耳鳴り 眠れない
    微熱 偏頭痛 やる気が出ない…etc
    胃腸不良

    心療内科や精神科は大学病院や公的医療機関に入っていることもありますし、個人で開業しているメンタルクリニックもあります。

    もしどこにかかったらいいのか分からないときは、心療内科や精神科が入っている大きな病院の総合窓口に、一度電話して相談してみるのがおすすめです。
    街のメンタルクリニックなどの受付に、電話で相談してみてもよいでしょう。

    また、行政の福祉局などにも問合せ窓口が設けてあります。

    東京都福祉保健局

    女性のための健康ホットライン 03-3269-7700(平日 午前10時から午後4時)

    いずれの場合も、問い合わせる際は症状と、何科にかかったら良いか迷っている旨を伝えましょう。

    初診はどのくらい時間がかかる? 費用は?

    心療内科や精神科は、内科などとどう違うのでしょうか?
    ここでは受診する前に知っておくべきことを取り上げます。

    心療内科や精神科は、ほとんどが予約制なので、数日~数か月待つことがあります。また、個人開業のクリニックでも、事前に電話で問い合わせるのが無難です。

    通常初診には、問診票記入の他に看護師による予診がある場合もあり、来院から終了まで30分~1時間かかります。
    たいていは予約時に、何分程度早めに来るように、と指示されます。

    費用ですが、紹介状がある場合は初診料(数千円。病院によって異なる)の負担がなくなります。
    紹介状のない場合では、成人の場合初診料+診察料で、平均3000円程度です(薬は別途)。

    受診するときに用意しておくものは?

    受診するときに用意しておくものは?

    • 健康保険証
    • 症状や医師に伝えたいことをまとめたメモ

    受診するときにまず忘れてはならないものは健康保険証です。

    また、医師に伝えたいこと、症状をメモに書いて持っていくと良いでしょう
    どんな小さなことでも重要なことが隠れているかもしれません。

    • いつから不調が続いているか?
    • どんな症状がどのくらいの頻度で出ているか?
    • どんなタイミングで症状が出やすいか、どのくらい続くのか?
    • これまでかかった他の病院で言われたこと …… etc

    初めての診察はドキドキして言いたいことが言えない場合や、忘れてしまうこともあります。メモを持参していくことで伝え忘れをなくし、安心して受診できます。

    心療内科・精神科では何をするの?

    心療内科・精神科では何をするの

    心療内科や精神科ではどのような治療をするのか気になるところです。
    また、自律神経失調症の診断がなされるまでの過程も知っておきたいですね。

    ここでは実際の診察の流れや内容の具体例をご紹介します。

    自律神経失調症と診断されるまでのステップ

    自律神経失調症と診断されるまでのステップ

    • 身体に異常がないかどうかを、専門科で診察・検査します(MRI、血液検査など)。
      内臓疾患など重大な病気の可能性がない場合、心療内科を紹介されます。
    • 心療内科では、大きくわけて2つの検査がなされます。
    <自律神経そのものの働きを調べる検査>

    交感神経と副交感神経の緊張度を判断するものが主になります。

    • メコリール試験(ピロカルピン点眼試験):薬物を使い、瞳孔の反応を測定
    • アシュネルテスト:眼球を圧迫しながら脈拍の反応を測定
    • ポリグラフ:呼吸や血圧、脈拍、皮膚の電気反応などを同時に測定
    <ストレス耐性や性格傾向、心身の状態を調べる検査>

    自律神経失調症は心理的要因が原因であることが多いため、心理面の検査をされる場合もあります。

    • 投影法:無意識の心理状態から人格特徴を測定
    • 紙に樹木を描くバウムテストや、文章の続きを書く文章完成法テストなど

    • 質問紙法:数十ある質問項目に答えていくテスト
    • 性格傾向や態度、価値観、人間関係の特徴が分かる。エゴグラムなど

    • 作業検査:性格特性や職業適性を判定
    • 描画、積み木など、非言語の作業での検査

    ただし、実際には、そんなに検査をされることもなく薬が処方されて、効果を判定していくという方法を取られることも多いです。

    なぜなら、自律神経失調症という「診断」が大事なのではなく、つらい症状を緩和・改善されることこそが治療の目的だからです。

     

    病院での代表的な治療

    <薬物療法>

    <薬物療法>

    薬によって、様々な症状を緩和します。

      • 抗不安剤
      • 緊張を和らげ、不安や緊張を取り除く役割がある
        セレナール、メレックス、ソラナックス、メンドン、デパスなど

      • 自律神経調整剤
      • 緊張を和らげ、不安や緊張を取り除く働きがある
        グランダキシン、ハイゼットなど

      • 自律神経抹消作用剤
      • 交感神経と副交感神経のバランスを整える働きがある
        ブスコパン、リズミックなど

      • ホルモン剤
      • 生理不順、のぼせ、発汗、手足の冷え、ふらつきなどの改善
        ルトラール、アプタコールなど
        (ホルモン剤は強い副作用や禁忌があるため、医師とよく相談してください。)

      • 抗うつ剤
      • 落ち込み、不安、イライラなどを軽減する
        アモキサン、トリプタノールなど

      • 睡眠導入剤
      • 不眠など睡眠障害を改善し、生活のリズムを整える
        マイスリー、ベンザリンなど

        薬によっては眠気や吐き気、ホルモン剤では不正出血や乳房痛などの副作用があります。
        また、ホルモン剤に限っては肝機能障害や血栓症などの禁忌があります。
        自己判断で飲むのを止めたり再開したりせず、必ず医師の指示に従いましょう。

    • <心理療法>
    • 専門家によるカウンセリングなどで心の中を整理し、自分の物事への心の持ち方や関わり方を知り、解決に導く療法です。

    • <自律訓練法>
    • 自己暗示をかけることにより、改善していきます。(詳しくはこちら)

    • <バイオフィードバック療法>
    • <バイオフィードバック療法>

      心拍数や脳波、筋緊張などを計測、パソコンで視覚化し、リアルタイムで意識することで、心身を正しい状態にコントロールしていく方法です。
      海外ではスポーツ選手のトレーニングなどにも起用されています。

    • <音楽療法>
    • 音楽療法には能動的音楽療法(演奏する)と受動的音楽療法(聴く)があり、自律神経失調症の治療には受動的音楽療法が用いられます

      音楽を聴くとα波が出て副交感神経が出やすくなり、リラックスすることにより呼吸が深くなったり、血行が良くなって体温が上がり免疫力の向上や代謝がよくなったりします。
      (参照:北海道大学大学院教育学研究科出版、在宅高齢者に対する受動的音楽療法の生理的・心理的効果)

      いくつかの治療法をご紹介しましたが、現在の自律神経失調症の治療の主流は、薬物療法と心理療法です。

    病院に行くと、どのくらいで良くなるの? 費用の目安は?

    治療期間には個人差がありますが、数か月から数年という事例が多いです。治療には環境や医師との信頼関係なども関係してきます。

    通院は急性期には1週間に1回、その後は1ヶ月に1~2回が多く、費用は病院の場合保険が適用されるため、1回の通院で平均2000~4000円です。

    ここではいくつかの体験談をご紹介します。

    夫との不仲をきっかけに体調を崩し、二年後に自律神経失調症と診断されました。
    ものも言わず動かず、石のような生活を一年ほど続けました。
    三年前のことで、現在ほとんど症状はありません。仕事もしています。

    私も2年ぐらい前から下痢や微熱、頭痛、吐き気、めまい、耳鳴り、のぼせ、動悸、呼吸が苦しくなることや、ひどい肩こりに悩まされました。
    原因はたくさんありました。家族の病気、介護、職場の問題、将来の不安、それらがストレスとなっていたようです。

    結局退職をし、家の手伝いをしながら養生していました。山や海など綺麗な景色を見ながら散歩したり、図書館へ行ったり、スポーツをしたり、のんびりしていたらいつの間にか以前より元気になりました。

    原因不明の胃痛や吐き気、疼痛、疲労などの自律神経バランスが崩れた症状で、心療内科に通院している者です。わたし自身は2年以上通院しています。

    病院選びのポイント

    病院選びのポイント

    自律神経失調症は心の影響も大きいため、治療には安定、安心、信頼が必要となります。

    大病院や有名病院なら大丈夫だろうと思っても、自分が信頼できる医師でない限り、段々足が遠のいてしまったり、別の病院を探してドクターショッピングを続けたりしかねません。

    病院の大小ではなく、心から信頼できる、自分と相性の良い医師をみつけられるかが、治療の鍵となります。

    口コミで病院を探してみるのもひとつの方法です。受付電話の印象や医師の診察の様子、話を十分に聴いてくれるかなどに注目して探すと良いでしょう。

    病院に行かないと改善できないの?

    病院に行かないと改善できないの?

    「自律神経失調症」は一般に広く知られていますが、実は「うつ病」などと違って、明確な診断の定義がある病気ではありません。

    現在の日本の医療では、他の病気の可能性をひとつずつ消していき、最終的に特定の病名が付かない場合に自律神経失調症と診断されます。

    原因や症状次第ではありますが、病院治療以外にも自律神経を整えていく方法がありますので紹介します。

    ヨガやアロマテラピー

    自律神経が乱れた原因が、生活習慣や骨格の歪みの場合は、これらの治療で改善することもあります。

    森田療法

    強迫神経症や心配性、完璧主義などの神経症気質が原因になっている可能性もあります。そんな人にお勧めなのが森田療法です。

    森田療法は神経症に特化した治療法で、不安を受け止めたまま日常生活を行えるようにする訓練方法です。基本は入院治療ですが、入院以外にも薬物療法との併用で、通院による日記指導(毎日行ったことを日記に書いて診療日に持参し、治療者がコメントを加える)などがあります。

    自分で書籍やe-ラーニングなどで学習するか、森田療法を取り入れている病院でのメールカウンセリングなどもあります。

    鍼灸や整体も有効

    鍼灸や整体も有効

    なんとなく身体が不調、という軽度の症状の場合には、鍼灸や整体も有効です。
    鍼灸は身体を温め、自己治癒力を高めていくという考えの下に治療が行われます。

    整体は、身体の歪みを改善することで、身体本来の働きを元に戻すという考えです。
    体の不調が取れれば、自然と気分も整い、自律神経も正常に働くようになります。

    まとめ

    もしかして自律神経失調症?病院は何科へ行けばいいの?まとめ

    自律神経失調症についての病院の選び方や治療法などについて、お伝えしてきました。
    あなたの体の不調がもし自律神経失調症の症状に複数当てはまるようなら、直ちに受診しましょう。

    その際には「自律神経失調症かも」という自己判断ではなく、まずは内臓疾患などの病気ではないことを検査して確認し、心療内科などにかかってください。

    また、軽度であれば薬に頼らなくても、リラックスしたり体の歪みや冷えを治したりすることで、不定愁訴が改善することもあります。

    自分の身体の声を聞き、しかるべき治療をして、快適な日常生活を取り戻しましょう。