自律神経失調症になった時、仕事はどうする? 休職? 退職?

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仕事に関わる前に考えておくこと

近年、ストレスを抱えることで自律神経失調症を患ってしまう方が増加しています。

仕事を休みたい、または辞めたいと考えているけど生活が苦しくなるし・・・。どうすればいいか分からないと、悩んでいる方も多くいるかと思います。

自律神経失調症になってしまったとき時に大切なのは、まず何が原因で症状が現れたのかを考えてみることです。

自律神経失調症を引き起こす原因で、一番多いものが人間関係と言われています。

友人や家族、職場の人間関係がうまくいっていない場合、どのように改善すればいいのか。また、自律神経失調症になってしまったとき、どんな仕事が向いているのかと悩まれる方もいるかもしれません。

今回は自律神経失調症になってしまったときの仕事との関わり方や、自律神経失調症でも働きやすい仕事選びのポイントを紹介します。

まずはじめに:今の自分は働くことができる状態か?

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自律神経失調症になったときに大切なのは、働くことができる状態なのかを考えることです。

体調を崩して働くことが辛いようであれば、仕事をお休みするのは大切なことです。風邪で熱が出たからお休みするのと同じように、自律神経失調症もひとつの病であることに変わりはありません。

ただ、自律神経失調症が風邪と違うのは「数日で回復して、あとは元気!」とはなりづらく、慢性化する傾向があることです。

自律神経失調症を治すためには、十分な休養も必要です。仕事を休職する、または仕事を続けることが難しい場合は、退職を考える方法もあります。

ただ、生活のこともある場合は、いきなり「退職」というのは考えづらいことです。

では、自律神経失調症で日々の仕事がツラくなって来たときは、どのようにして仕事との関わりを考えていったら良いのでしょうか?

以下で、ステップバイステップでの関わり方を紹介していきます。

【ステップ1】今の場所で仕事の仕方を工夫する

【ステップ1】今の場所で仕事の仕方を工夫する

どうしても仕事を続けていかなきゃいけない・・・・。そんな状況の中で頑張っている方も多くいると思います。

まずは、今いる職場での仕事の環境を改善する方法を紹介します。

方法1:上司に相談する

自律神経失調症を治すためには、職場環境の改善も大切になります。人間関係で悩んでいる際は、勇気を出して職場の上司に相談してみてはいかがでしょうか。

自分でも思いつかなかった解決案を出してもらえる場合もあります。少しでも協力者を見つけることで、少しずつ環境も変わり働きやすくなるかもしれません。

方法2:カミングアウトする

自律神経失調症は、理解を得ることが難しいこともあります。体の不調から思うように仕事することができずに、周りに迷惑をかけてしまった経験から辛い思いをしている方もいます。

そんな時は、正直に自律神経失調症を患っていることをカミングアウトしてしまうというのも方法もあります。病気の辛さは本人にしか分かりません。話さなければ伝わらない症状です。

症状について理解を示してくれる人も少なからずいると思います。自律神経失調症になることは、恥ずかしいことではありません。カミングアウトすることも大事である、ということも覚えておきましょう。

【ステップ2】傷病手当金を利用して休職する

【ステップ2】傷病手当金を利用して休職する

  • 仕事を辞めることができないが、仕事を続けられる状態ではない……
  • 環境改善に努めたが、これ以上は無理!……

その場合は傷病手当金を生活にあてて休職する方法もあります。

健康保険から最長で1年6ヶ月、給与の2/3相当額の支給

安心して療養できるように健康保険から最長で1年6ヶ月、給与の報酬日額の3分の2に相当する金額が支給されます。

対象は健康保険に加入されている方になります。

  • 病気や怪我でお休みしているため、給料の支払いを受けていない
  • 医師から仕事を休むように診断された
  • 連続して3日以上、仕事をお休みしている

上記の条件で、仕事をお休みされている方は申請することができます。

傷病手当金の手続き方法

大企業にお勤めの場合は、会社に健康保険組合があることがほとんどです。その場合は、ご自身が加入されている健康保険組合に問い合わせてください。

中小企業などにお勤めの方の健康保険(政府管掌健康保険)は、全国健康保険協会が運営している「協会けんぽ」に入っていることと思います。その場合の手続き方法を紹介します。

  1. 会社に休むと連絡する
  2. 傷病手当金の申請書を用意する
  3. 医師による証明書の作成依頼をする(傷病手当金の申請書内に記入欄あり)
  4. 会社に証明書の作成依頼をする(傷病手当金の申請書内に記入欄あり)
  5. 保険組合に申請書を提出する(所属支部に直接持参もしくは郵送)

手続き中でわからない箇所があれば、健康保険組合に問い合わせるのが確実です。

参考:全国健康保険協会
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/g6/cat620/r307

【ステップ3】転職を考えてみる

【ステップ3】転職を考えてみる

環境の改善が見込めない場合は、ストレスを溜め込むことで症状を悪化させてしまう恐れがあります。動ける元気があるうちに、転職することも考えてみましょう。

自律神経失調症になっても仕事に関わっていきたいと、そう願う方も多くいることでしょう。

自律神経失調症の治療で大事とされているひとつに、規則正しい生活をすることが挙げられています。そのことを踏まえた上で、働きやすい仕事選びのポイントを紹介します。

これからお仕事を探そうと考えている方は、どうぞ参考になさってくださいね。

転職先の選び方1:残業が無い、または少ない

残業が無い、または少ないことで働く時間も短くなります。ゆっくり家で休養できる時間も増えますので、体調管理をしながら仕事を続けて行くことができます。

公務員や技術職、心理や福祉職などの専門知識が必要とする分野以外の事務職では、幅広い分野のからの人材を採用されています。

上記以外の職種を探す際に残業があるのか、または残業時間が長いのか見分けるポイントは給与の高さを見ることです。求人募集を見ると比較的、給与の高い仕事では残業時間が多い場合があります。

残業続きで寝不足になってしまい、生活リズムが崩れてしまうことで症状を悪化させてしまう恐れがあります。まずは、できるだけ生活リズムを崩さずに働ける職場環境を探しましょう

転職先の選び方2:就業時間が朝から夕方

さきほども説明させていただきましたが、自律神経失調症は規則正しい生活をすることが治療するうえで大事とされています。

就業時間は朝から夕方までとなると、朝に起きて職場で働いて夕方に家に帰る。夜は家でゆっくり休むというように、働きながら生活リズムを整えることができます。

朝起きるのが辛いときは?

自律神経失調症の方で、朝起きることが辛いという方もいると思います。朝起きた時に、簡単にできるストレッチを紹介します。

布団の中で、両足を5秒間かけて5㎝ほどあげる動作を3回行いましょう。その後は、ゆっくり起き上がって両手を上げて伸びをしましょう。

体を動かすことで血液が体中を巡り、交感神経を活性化させます。布団の中で簡単にできるストレッチですので、是非お試し下さい。

【参照:日経ウーマンオンライン】
http://wol.nikkeibp.co.jp/article/nhspecial/20090615/103522/

自律神経失調症を治療しながら、働くのは大変なことです。できるだけ、体とメンタルに支障のない環境で働くことが大切だと考えていきましょう。

【ステップ4】退職して療養に専念する

【ステップ4】退職して療養に専念する

症状が重く、体力的にも限界で働く気力も湧かないと悩んでいる方もいると思います。難しい判断かと思いますが、退職をして療養する方法もあります。

貯金に余裕があり、生活することにしばらく支障がない場合、今後も元気に仕事を続けるという考えを視野に入れたうえで、退職して療養することも考えていきましょう

スムーズな辞め方は?

退職したいけど、どうすればいいのか分からないと悩んでいる方のために、スムーズな辞め方を紹介します。

手順1:医師に相談して診断書を受け取る

退職してもいいのか判断が難しい場合は、医師に相談しましょう。診察を受けたうえで、医師がしばらく安静にした方がいいと判断した場合には診断書をもらい、会社に提出しましょう。

診断書は仕事を継続することが難しいと医師が判断した際に、受け取ることができます。診断書が欲しいときは、診察時に医師に伝えましょう。診断書の金額は病院によって変わります。大体3000円~1万円程度の金額になります。

手順2:会社や上司に相談する

退職する前には、会社や上司に相談してみる方法もあります。体調を考慮して、何か良い解決策を考えてくれる場合もあります。

退職するという選択肢は、とても難しいと思います。しかし、どうしても働き続けることが辛い場合は、退職して療養に専念することも良い方法ではないでしょうか。

どうしても仕事を続けることが難しい場合は、退職する理由を上司に伝えましょう。上司に相談する際に医師の診断書があれば、診断書を提示することで会社や上司に納得してもらいやすくなります。

まとめ

自律神経失調症を治すには、十分な休養が大切であるとお話しました。

自律神経失調症はストレスから来ていることがほとんどです。そのストレスが仕事であるのなら、それから一旦離れることも大切です。

私も自律神経失調症を患っていました。治すことができたのは、ゆっくり休むことができたからです。どうしても仕事を辞めるわけにいかない場合は、休職することをオススメします。

今、頑張って働くことができないのであれば病気の治療に専念し、治してからまた頑張ればいいのです。なにより仕事よりも身体の方が大事なのは、言うまでもありません。

自律神経失調症になり、仕事を続けるのは大変なことです。まずは、周りの人に理解を得て、療養することが病気を治す近道になります。

また頑張って働くことができるように、今一度、自分自身とよく向き合ってみてくださいね。

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