「この痛みは、ぎっくり腰?」症状別の対処方法と意外な原因

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慢性腰痛と中医学

小さなお子さんを抱き上げたときや荷物を持ち上げたとき、または家事や仕事で前かがみになったときなどに急に激しい痛みに襲われてしまい、動けなくなってしまった・・・・・・

また身近な人が「ぎっくり腰」になってしまったことで「どうすればいいのか分からず、困ってしまった。」という経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんね。

ぎっくり腰というと、腰や背中に急に激しい痛みを感じ、動けなくなる・・・・・・というイメージがあるかもしれませんが、腰や背中の違和感から始まり、そこから徐々に痛みがひどくなり動けなくなってしまうこともあります。

「もしかして、これってぎっくり腰?」って思ったら、この記事をチェックしてください。

こちらの記事では「ぎっくり腰」の症状と原因を知ることができます。また「ぎっくり腰」になってしまったときの対処方法やセルフケアをご紹介します。

ぎっくり腰の痛みや不安に襲われている方、ぎっくり腰で悩んでいる大切な人の不安を解消したい方などのお悩みの解決方法として、どうぞお役立てください。

ぎっくり腰って、どんな症状なの?

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よく耳する「ぎっくり腰」という言葉ですが、正式な病名は「急性腰痛症」といいます。

ぎっくり腰の症状として多いものは、何かのタイミングで腰や背中に痛みを感じてしまい動くことができなくなってしまうことです。座ることはもちろん、体を横にすると起き上がることや寝返りをうつことも難しくなります。

また自力で服を着替えることやトイレに行くことすらも難しくなり、日常生活にも支障が出てしまうことで辛い思いをされてしまう方も多くいらっしゃいます。

急性的なぎっくり腰ではない場合でも、日常生活は何とか過ごせても腰を曲げたり背中を伸ばすことで痛みが徐々にひどくなってしまい、起き上がれなくなってしまうこともあります。

「ぎっくり腰体験談」をご紹介

こちらの記事を書かせていただきました私自身も「ぎっくり腰」の体験者です。

外での作業中にぎっくり腰になりました。なんとか玄関まで這っていき、玄関で倒れたまま大声で二階にいた夫を呼びました。布団に乗せられ、そのままひきずられながら部屋まで運んでもらったという経験があります。

読者の方からもリアルなぎっくり腰体験談が届きましたので、ご紹介します。

普段できることが、できない!

その方は、腰痛持ちということもあり、日頃から腰に負担をかけないように気を付けていたにも関わらず、お子様を抱き上げたときに、ぎっくり腰になってしまったというのです・・・・・・

朝になって起き上がろうとしても、痛みで起き上がることができませんでした。腰の下に手で支えを作り、痛みに耐えながらも10分かけてやっと起き上がることができました。

やっと立ち上がることができたので、トイレに向かいました。トイレットペーパーを手に取るまでは良かったのですが、お尻に手が届きませんでした。痛みに耐えながら、時間をかけてゆっくり動きながら後処理をしました。

下ろしたズボンにも手が届かないもどかしさと痛みのせいで、30代の私は一気に介護が必要なおばあちゃんになってしまったような気分になってしまいました。

下記の記事でもご説明させていただきますが、私の場合は1週間ほどでぎっくり腰が回復しました。

腰痛持ちの方は、コルセットなどを使用されたり、お子さんと抱っこするときなどは一度しゃがむと良いかもしれません。どうぞ日頃から、ご自身の腰を大切に労わってあげて下さいね。

ぎっくり腰は、何日ぐらいで治るの?

普段通りの生活に戻れるのは、2週間ほどかかるといわれています。

ぎっくり腰の痛みのピークは最初の2、3日となります。そこから1週間から10日ほどで日常生活に困ることがない程度までは回復します。

痛みがひどく動けない場合は、無理をせず自宅でゆっくり安静にして下さい。動けるようになったときは、病院などで診察を受けられると良いでしょう。

ぎっくり腰が起きる原因を知ろう!

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痛くてツライぎっくり腰・・・・・・、なんでこんなことになったのか恨みたくもなりますよね。ここでは、ぎっくり腰の原因を見ていきます。

ぎっくり腰のきっかけとなる動作

急に痛みが起きる厄介な「ぎっくり腰」ですが、どのような場面で起こりやすいのでしょうか。

  • 朝起きて布団から出ようと動いたとき、または伸びをしたとき
  • 靴下やズボンを履こうと腰を曲げたとき
  • くしゃみをしたとき
  • 家事、または仕事などで前かがみになったとき、または上体を起こしたとき
  • 家事や仕事など長時間の立ち仕事のあと休憩のために座ったとき、または長時間座ったあと立ち上がったとき
  • 家事や仕事などで荷物を持ち上げたとき、または小さなお子さんを抱き上げたとき
  • 入浴時、体が冷えた状態で浴槽に腰を下ろそうとしたとき

上記の他に「加齢による筋肉の衰え」によって、ぎっくり腰を起こしてしまうことがあります。高齢者の方の場合は、お散歩中や階段の昇り降りなどで腰を痛めてしまうことがありますので、気を付けて下さいね。

実はこのぎっくり腰は、腰以外にも原因がある場合が多いのです。今度は日常の動作から起こるぎっくり腰の原因を、部位別でご説明いたします。

ぎっくり腰の原因が「筋肉」の場合

  • 筋肉を動かすような運動をする機会が少ない
  • スポーツなどで、筋肉を激しく動かしている
  • 家事や仕事などで長時間、同じ姿勢でいることが多い
  • 家事や仕事などの荷物の持ち運び
  • 寒い時期など、寒さで体が硬直している

筋肉を動かす動きが少ない方、または寒さなどで体が冷えてしまったときは血行不良で筋肉が硬くなり、ぎっくり腰を引き起こしてしまう原因となってしまいます。

また腰などの曲げ伸ばしを何度も繰り返すことで、腰周辺の筋肉が疲労してしまいぎっくり腰が起こりやすくなってしまいます。

ぎっくり腰の原因が「骨格」の場合

  • 立ち仕事が多いけど動きが少ない
  • 同じ動作を繰り返すことが多い

動かす筋肉に負担がかかってしまい、反対に動かさない筋肉が緩んでしまうことで、筋肉のバランスが崩れてしまいます。そうなることで骨格の歪みが起きてしまうことがあります。

また歪んだ骨格の回りの筋肉にも負担がかかってしまうので、筋肉が疲労してしまい、ぎっくり腰を起こしてしまう原因になってしまいます。

意外?! こんなことも原因に・・・・・・

  • 偏った食生活
  • ストレスから起こる内臓疾患
  • 睡眠不足
  • 肥満

偏った食生活やストレスの増加によって胃潰瘍など、内臓に負担がかかってしまうことがあります。内臓の炎症が周りの筋肉に広がり、腰痛の原因に繋がる場合もあります。

また睡眠不足が続くと血行不良で筋肉が硬くなってしまい、ぎっくり腰が起こりやすくなってしまいます。また腰には体重の2.5倍の負担がかかっているので、食生活などで体重を少しずつ減らしながら、腰への負担を抑えると良いかもしれませんね。

これで一安心!ぎっくり腰対処法の基本

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実際にぎっくり腰になってしまったとき、あまりの痛みに動くことができず不安になった方もいらっしゃると思います。無理に動いてしまうと痛みがひどくなる場合があるので、なるべく動かずに1日はゆっくり休んで腰を労わってあげましょう。

下記では、ぎっくり腰になってしまったときの「対処法」の基本をまとめました。

急なぎっくり腰には「ゆっくり動いて安静に!」

無理に腰を曲げたり伸ばしたりせずに、ゆっくり動くようにして体を横にしましょう。身近な人がぎっくり腰になってしまった場合も、ゆっくり動くように促してあげて下さい。また1人で動くのが辛い様子でしたら、手を貸してあげると良いかもしれませんね。

横になるときは、痛みがあるほうを下に向けて横向きになりましょう。そのときに少し膝を曲げると腰への負担が少なくなるので、楽な姿勢で休むことができますよ。

仰向けで休む場合は腰の負担を減らすために、膝を立てて横になりましょう。上着や持ち歩いているカバンなど、何かクッション代わりになるようなものがあるときは、ふくらはぎの下に入れてあげると姿勢が安定して腰が楽になります。

病院や治療院へ行くのは動けるようになってから

痛みがひどく動けない場合は、無理をせずにゆっくり安静にされたほうが良いでしょう。2、3日経つと、少しずつ痛みが和らいでくると思います。動けるようになったときに、病院や治療院などで診察してもらいましょう。

【注意!】こんな症状が出たら、すぐに病院へ!

  • 下半身の痺れやひどい痛みを感じる
  • 熱が出てしまい体が辛い

という症状が出る方は無理をせずに、病院で診てもらうようにしましょう。

または足が動かせない、足の感覚がないといったときは腰椎の神経に負担がかかり過ぎてしまい障害を起こしている可能性があります。無理に体を動かさないようにして、落ち着いて救急車を呼んで対応してもらうようにしましょう。

回復を早めるセルフケア方法のご紹介

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忙しい日常の中で、病気や不調は体からの「休め!」というシグナル。本来は、ここでゆっくり休んで英気を養いたいところです。でも、家族がいたり、仕事があったりすると、なかなかそうも言ってられないという方も多いかもしれません。

ツライぎっくり腰、少しでも早く治して動けるようになるには、どうしたらよいのでしょうか?

こちらでは、自宅でのセルフケア方法をご紹介します。

患部は温める?冷やす?:症状で見極めて

まずは冷やす

急性のぎっくり腰の場合は、まず患部を冷やしましょう。

急に痛みが起きるぎっくり腰は、捻挫の症状と似ているので、筋肉が炎症を起こしていることがあります。痛いところを触ってみて熱を持っているようでしたら、アイスノンや氷嚢など冷たいものを当てて、2、3日ほど様子を見てください。

患部の熱が引いたら温める

痛みが引いて熱が感じられなくなったら、今度は患部を温めるようにしてください。反対に、痛いところを触っても、最初から熱を持っていないように感じられる場合も、患部を温めましょう。

患部を温めることで血行が良くなり、回復が早くなります。こわばっていた筋肉もほぐれていきますので、腰が楽になりますよ。

寝るときの姿勢は痛みがある方を下に

横になるときは、痛みがあるほうを下に向けて横向きで寝ましょう。また膝を少し曲げると腰への負担が少なくなるので、楽な姿勢で休むことができます。

仰向けで休む場合は腰の負担を減らすため、膝を立てて寝ましょう。クッションや座布団などを畳んで、ふくらはぎに入れてあげると姿勢が安定し腰が楽になります。

動けるようになったら体を動かして筋肉をほぐす

痛みが和らぐまでの2、3日は、ゆっくり安静にしましょう。痛みが治まって動けるようになったときは、少しずつ体を動かして硬くなった筋肉をほぐしてあげましょう。

今だけはお風呂は控えて

ぎっくり腰になったときは、患部が炎症を起こしていることが多くあります。温めることで痛みがひどくなってしまう場合もありますので、お風呂はできるだけ控えるようにして下さい。

それでも、どうしても体を洗いたい方もいらっしゃると思います。そのときは「短時間のシャワー」なら大丈夫ですよ。
シャワーを浴びるのも辛いという方は、蒸しタオルなどを使って優しく体を拭きましょう。

まとめ

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ぎっくり腰の原因の多くは、筋肉の硬さから起きてしまいます。症状や原因、ぎっくり腰が起きやすい動作などが理解できると予防しやすくなりますね。実際にぎっくり腰が起きてしまってもご自身はもちろんのこと、身近な方がぎっくり腰になったとしても慌てずに対処することができるようになります。

ぎっくり腰になってしまうと、思うように動けなくなってしまいます。そのことで自分が急に老け込んだような気持ちになってしまい、とても惨めな気持ちになってしまった。普段できたことができなくなってしまったことで、辛い日々を何日も過ごした。など実際にとても悲しい思いをされた方もいらっしゃいます。

しかし、ぎっくり腰を起こしてしまっても身近な人が支えてくれたことで「とても気持ちが落ち着き、安心することができた。」というお話もあります。身近な人がぎっくり腰で悩んでいるという方でも、優しく励ましてあげる。日常生活などで困っていることがあれば手を貸してあげるだけでも、相手にとっては十分な支えになることもあります。

日々の疲れを癒しながら柔軟な体作りを始めていくことで、ぎっくり腰に負けない安心で快適な生活を過ごしていきましょう!

(すきっと編集部/原)

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