
よく育児雑誌等で離乳食の月齢別のページがありますよね? でも、そこには順調に食べてくれる子達がのっていて、食べない子の例はあまり多く書かれていないもの。
ありがたいことに私の子供は初めからパクパクと食べてくれて、割と順調に進めました。でも、私の周りのママ友で全く食べてもらえず、いつも悩んでいる方がいました。
そこで、私のママ友のお子さんに離乳食を食べてもらうために、いくつかアドバイスしたところ、とある方法で食べてもらえるようになりました!
今回は、そのママ友の体験談を紹介しながら、離乳食を食べてもらえるようになった方法をお伝えします。
目次
【体験談】離乳食を食べてくれないママ友の体験談
書店に行けば、たくさんの本や雑誌があります。でも、食べない子の対策について、どこも同じ内容で詳しく書いてないのが現実ではないでしょうか。
私のママ友も、全く食べてもらえないので、離乳食を用意するのも食べさせる時間も億劫で嫌でたまらないと言っていました。
その子は離乳食開始のの全粥の一口食べさせるのもやっとでそれ以上は進めず、軌道にのるまでに1ヶ月かかったとのこと。
実際に試してみて、ダメだったことを一覧にすると……
試してみたけど、ダメだったこと
- 1.全粥に少しだし汁をいれてみる。
- 2.甘みのある南瓜や人参、さつま芋からスタートさせる。
- 3.授乳前のお腹着空いてる時間を狙って食べさせる。
- 4.授乳をいつもより短くし、お腹を少し満たせてご機嫌なときに食べさせる。
- 5.よく話を聞くと目の入るところにおもちゃ等でているとのことだったので、気が散るものは片付けるように改善。
- 6.食べさせる姿勢を見直す。
- ① 栄養補給
- ② 咀しゃく(噛むこと)の発達
- ③ 味覚の発達
- 離乳食を食べてくれない代表的な原因は、月齢に合っていない、いつも同じ離乳食、おなかがすいていない、椅子に座り慣れていない、まだ食べ物に興味がない、
- あまり本で紹介されていないが、離乳食を作るところを見せる、お好み焼きやタコ焼きに混ぜ込むなどは効果的
- 我が子には我が子のペースがあるので、ママの焦りは禁物
- もしも、赤ちゃんに体調が悪い様子があるなら、かかりつけの小児科へ
→食べてくれませんでした。
→1口、2口食べてくれましたも。その後は小さじ1以上も食べてくれませんでした。
→おっぱいを欲しがり泣いて食べてくれませんでした。
→おっぱいを欲しがり食べてもらず…。
→前よりは座っててくれるようになったが特に食べるようにはならず。
まだうまく座れないので片方の膝の上に座らせ自分の腕にもたれさせ、ママの顔みせて口をモグモグしながら食べ方を教える。
→効果なし。
なかなか、難しいものですよね。
離乳食を作る姿を見せたら、食べてくれた!
そして、諦めかけたころ……
離乳食を作る姿を見せてもらったところ、今までの食べなかったことが嘘のようにパクパク食べてくれるようになりました。
目の前で、つぶしたり、こす作業をするなど、ママが一生懸命作ってる姿をみてなにか感じてくれたのかもしれません。
それから少しづつ量を食べてくれるようになり、離乳食も軌道にのったそうです。
どうして離乳食を食べないの?
そもそも、どうして離乳食を食べてくれないのでしょうか?
ここでは、代表的な5つの原因をご紹介します。なかには、ママに改善できることもあるので、心当たりがあったら、ぜひ対処してみてくださいね。
原因1:月齢に合っていない離乳食
大人になっても好き嫌いがあるように、赤ちゃんも一人一人に苦手な食材もあります。
食材の味が苦手、固さに慣れていないなど、月齢にあっていない離乳食だと、どうしても食が進みません。
食材や調理法を変えるだけで、食べてくれるようになることもありますよ。試してみてくださいね。
原因2:離乳食がいつも同じ
これも大人と同じですが、食材が同じものが続くと飽きてしまって食べなくなることもあります。
心当たりがあるなら、食材に変化を付けるようにしましょう。
原因3:お腹が空いていない
赤ちゃんは生活リズムが大人ほど整っておらず、毎日決まった時間に食べられるわけではありません。
遊び疲れていたり前の食事の食べた量によって、お腹が空く時間が違ってきますし、楽しい遊びをしているときに、遊びを中断させられるのも嫌がることもあります。
ママとしては決まった時間に食べてほしいですが、あまりキッチリ時間を決めず、赤ちゃんの様子をみながら時間をずらすなど、工夫していきましょう。
原因4:椅子に座り慣れていない
椅子に座って食べることに慣れておらず嫌がる子もいます。
初めはママの膝の上に座らせて食べさせてあげてください。
安定して座れるようになり、座ることに慣れてきたら、徐々に椅子に慣らしていきましょう。
原因5:食べ物に興味がない
5.6ヶ月の赤ちゃんはまだ乳離れができていません。
そのため、おっぱいやミルクの方が好きで食べ物に興味がないことがあります。
我が子には我が子のペースがあります。焦らずに進めていきましょう。
食べてもらうための具体的なヒント
では、どうしたら食べてくれるのでしょうか?いくつか方法をご紹介します。
【事例紹介】我が家の場合
私の子供は、もう1歳を過ぎていますが、ご飯や麺類の炭水化物だけは食べてくれて、野菜や肉、卵、フルーツは全く食べてくれません。
なので、こんな工夫をしています。
<好きなものに混ぜ込む>
私の子どもはご飯が大好きなので、炒飯やケチャップライスをよく作ります。
いろんな野菜を細かく切って肉や卵、魚ほぐしていれたり…具沢山にして、味付けを炒飯やケチャップライスにして味を変えています。
<お好み焼きやタコ焼き(タコなし)を活用>
お好み焼きやタコ焼き(タコなし)も有効です。
主人が休みの日の夕飯はホットプレートを出して、目の前で焼いて作ります。目の前でやるといつにも増してよく食べてくれます。
お好み焼き焼いたりタコ焼きにするのを周りのママ友にも勧めたら、どの子も結構食べてくれて好評でした。食べなくて困っているなら、一度試してみてください。
<細かくしてホットケーキやジュースなどに入れておやつに>
フルーツも全く食べてもらえないので、ちょっとした工夫をしています。
ホットケーキミックスに細かくして入れて焼いたり、ジューサーで牛乳とフルーツいれてジュースにしたり、そのジュースをゼリーにしたりしています。
固形だと食べてもらえないので細かくしています。
生活&グッズ編
他にも、生活やグッズ面で工夫できることがあるので紹介します。
<家族でテーブルを囲む>
まだ離乳食初期の頃は大人と同じ時間で離乳食とはいきませんよね。
でも、パパやママが楽しく食事をしているところをみせて興味をもたせるのも効果的です。
<食器やスプーン、フォークをかえる>
毎回同じ食器やスプーンだと飽きてしまうこともあります。
好きなキャラクターの食器に変えてみたりすると喜んで食べてくれたりします。
<離乳食を作るところをみせる>
ママ友の体験談でも書きましたが、赤ちゃんの目の前ですりつぶしたりで裏ごししているところをみせてあげてください。
また作っている最中に、「◯◯ちゃんのご飯作ってるんだよー」など声をかけてあげてください。ママが作っているところみて興味わいてきます。
作り終わったら目の前で味見しておいしそうな姿をみせるのも効果的ですよ。
調理編
最後は、調理編です。
<新しい食材にする>
いつも似たような食材だと飽きてしまいます。ぜひ、積極的に新しい食材を使ってみてください。
また、離乳食は手作りで!!と考えている方も多くみえると思いますが、たまに市販のベビーフードを使ってみてください。
<だし汁やスープの取り方を変えてみる>
離乳食初期はだし汁のみの味つけですが、大人の野菜スープを作るついでに味付け前の野菜を煮たスープを使ってみましょう。
野菜を変えれば、また違う味がでるので、だし汁やスープの取り方を変えてみるのも効果的ですよ。
ママの焦りは禁物
離乳食を食べてくれない日が続くと、「栄養は足りているのかな?」「美味しくないのかな?」など、ママは心配ですよね。
でも、そもそも離乳食って何なのでしょうか?
そもそも、離乳食の目的は?
離乳食の目的は、大きく分けて3つあります。
離乳とは母乳やミルクをやめることではなく、固形食に移行していく過程のことです。
赤ちゃんは発達するにつれて、
我が子には我が子のペースがある
冒頭で書いたように、私の子どもは、最初はバクバクと食べてくれました。
でも、1歳過ぎたら突然食わず嫌いが始まったのです。好きなものはたくさん食べてくれるけど、見た目で嫌なものは全く食べてもらえません。
今でも毎日何食べてくれるかなと常に悩んでいます。考えるのも大変で食べてくれないともう…と思ってしまいますが、工夫して食べてもらえるとすごいうれしい気持ちになります。
今はこういう時期なんだ、いつかまた突然食べてくれると思っていると穏やかに過ごせますよ。
ママのストレスが赤ちゃんに伝わることも……!
赤ちゃんが離乳食を食べないときも、焦らず対応しましょう。
ママが焦ったりストレスを溜めたりすると、赤ちゃんに伝わり食べることそのものを楽しめなくなってしまうかもしれません。
ただし、赤ちゃんが下痢や体調が悪いと食べてくれないこともあります。具合が悪いときはかかりつけの小児科に診てもらってくださいね。
地域の保健師さんやかかりつけの小児科の先生に相談をしたりして、ママが楽しんで食事を作ることができるといいですね。
まとめ
今回は離乳食を食べてくれない時の原因と対処方法をお伝えしました。
など
ママが焦ったりストレスを溜めたりすると、赤ちゃんにも影響が出てしまいかねません。身の回りの信頼できる方に相談したりしながら、ママも楽しんで食事を作っていきましょう。